身近に「認知症」になった人がいて
その人が生活していく中で
苦労される場面が増えてきたら
皆さんは
どんなことを考えますか?
認知症が治るような薬があれば…
症状があまり進行しないといいな…
そんなことを思う方も少なくないと思います。
「いい薬があれば…」と思われた方の場合
認知症に効く薬のイメージは
「飲むことで効果が得られるもの」
ではないでしょうか?
ところで 認知症の治療には
① 薬を使って症状を緩和したり
進行を遅らせる「薬物療法」
② 環境やケアを工夫して症状を緩和する
「非薬物療法」
の大きく2つが挙げられます。
今日 取り上げたいのは
②の「非薬物療法」のことです。
認知症に効く薬が欲しいBさん
「認知症の進行を遅らせる薬があるなら
ぜひ処方してほしい」
という男性(以下Bさん)がいらっしゃいました。
Bさんの奥様は
アルツハイマー型認知症だそう。
ここ1~2年で 症状の進行が目立ち
家電の扱いや料理にサポートを
必要とするようになったからだそうです。
ですが 主治医からの返事は
「現在の段階にある奥様に有効な薬はない」
だったそうです。
「デイサービスはまだ早い」というけれど
Bさんは以前 奥様に
デイサービスを試したそうです。
ですが奥様は
デイサービス中は楽しんでいるそうなのに
デイサービスに行くことへの不満や拒否を
Bさんにぶつけたそうで
デイサービスは数回で利用を止めたんだそう。
この話を伺ったとき
私は デイサービス利用を止めたことを
もったいなく感じました。
というのも Bさんの奥様は
Bさんが仕事に出かけている間
自宅で一人っきりで過ごしているからです。
私は普段
認知症専門病院で働いています。
入院してくるのは 認知症の症状により
混乱を極めている方が多いです。
ですが 早い方は当日~数日内に
症状が落ち着きます。
症状が落ち着いてこられるとき
患者さんの身に起きているのは
他者との温かな交流の再開なんですよね![]()
思わず 目元や口元が緩んで
笑顔がでちゃうような交流をされ始めると
その後 穏やかさが加速していく気が。
Bさんの奥さんも
デイサービスに行った後は
しゃっきり度が増していました。
ですが Bさん
「デイサービス利用は
まだ早いんだと思う」
と消極的です。
デイサービスを薬として捉えてみてほしい
改めて
認知症の治療には
① 薬を使って症状を緩和したり
進行を遅らせる「薬物療法」
② 環境やケアを工夫して症状を緩和する
「非薬物療法」
の大きく2つが挙げられます。
Bさんには 認知症の進行を抑えたい!
そのための「薬」が欲しい !!
という想いがあります。
ただし Bさんは
その想いを叶える手段として
「非薬物療法」があることを
ご存じないので デイサービス利用を
強く勧め続けられなかったのかも💦
もしこれが ①のお薬であれば
奥様が少々嫌がろうが
飲ませ続けたのではないかと思います。
実際のBさんの胸中はわからないのですが。
なので Bさんには
今一度 デイサービス利用を
薬なんだと思って検討していただきたい![]()
ただし 薬として効果があるのは
奥様が温かい交流を持てる場所なので
デイサービスならどこでもいいか
というと そこが難しいのですが
💦
「はーもにあす」でも 非薬物療法はじめます
さて
介護予防と認知症予防のサポーター
『はーもにあす』でも
「他者と温かい交流が持てる仲間づくり」
に取組んでいきます。
Bさんの奥さんにも
参加してもらおうかしら![]()
介護予防と認知症予防のサポーター
本日も
最後までお読みいただき
ありがとうございました![]()

