「病気になるのは仕方ないけど
寝込まないこと」
御年86歳の誕生日に
長生きの秘訣について
こう教えてくださったAさん。
Aさんから さらに
「ときめくようなことがあればいいけど
そんな齢じゃないし。
でも 誰にも迷惑をかけないなら
恋はしたほうがいいのよ」
と ステキな言葉が続きます
そうそう 認知症予防にも
ときめきは大事だといいますよね
Aさんは
認知症専門病院に入院する
患者さんの一人です。
朝はちょっとした乱闘の中にいた
Aさんは その日の午前中の
入浴場面では
なかなかの抵抗をされて
(入ってしまうと上機嫌らしい)
入浴を担当したスタッフの腕に
擦り傷ができてしまう
という出来事の渦中にいた方です。
(めっちゃ介護力高めのスタッフでも
この始末 )
認知症の程度は中等度。
普段は穏やかな方ですが
謎のスイッチが入ると
ものすごく 厳しい表情になり
私たちの声も耳に届かなくなります。
ご自宅での介護は
なかなか大変だっただろうと思えます。
同じ人物、同じ日の出来事
ですが Aさん
この日の午後にあった
誕生日をお祝いされる
レクリエーション場面では
皆の前で
美輪明宏さんばりの格言を
サラッと放つことができる方
でもあります
どちらも 同じ人物なんです
安定して発揮できないかもしれないけど
認知症になったら
これまで自分が積み重ねてきたものが
全部失われてしまうように
思えることがあると思います。
でもAさんのように
ままならないこともあるけれど
これまで通りのこともあるんですよね~
ただ 変わらず残っているものを
いつも安定して発揮できないだけ。
だから
こういう場面を大事にしたい
Aさんの名言
サラッと流すのは惜しくて
今日のネタにしてしまいました
介護予防と認知症予防のパートナー
本日も
最後までお読みいただき
ありがとうございました