お立ち寄りいただき

ありがとうございます照れ

 

このブログは

介護予防や認知症予防を

身近に感じていただきたくて

 

認知症ケア専門士と

介護予防運動指導員の資格をもつ

作業療法士が

心を込めて書いていますドキドキ

 

 

 

まだ4月とは思えない暑さだった今日。

 

私の職場である認知症専門病院の

担当病棟では ほぼ3週間ぶりに

レクリエーション活動が

全面復活しました爆  笑

 

通算4回目?のコロナクラスターに

先月末から見舞われていたんです。

 

クラスター中もリハはOKだったのですが

感染者が日を追って増えているときは

どうしても 制限せざるを得ませんでした。

 

今日は 

認知症のある方との

コミュニケーションの難しさについて

私が感じたことを

あてどもなく 書きます。

 

 

 認知機能が低下しているだけならば 
 

 

先日 たまたま

認知機能低下はあるけれど

認知症とはいえないレベルの方(以下Aさん)を

担当することがありました。

 

 

Aさんは 内科的な疾患の長期療養で

身体の節々が強張り 

触れられることへの恐怖や痛みの訴えが

とても強い方でした。

 

ここから本題なのですが

私はAさんの 

痛みの伝え方や判断力の確かさに

感動したんです。

 

 

Aさんは車いすに座っているときに

「痛いよ~。助けてくれよ~」

と 痛みを訴えられます。

 

注)当院では座位時に痛みがでないような

 車いすやクッションを選んでいるので

 痛みを訴えられる方はほとんどいません笑

 

 ですが、Aさんの場合は

 身体がこわばっているのに

 間に合わせの車いすとクッションでしか

 対応することができなかったので

 痛みに弱いのと相まって悲惨なことにガーン

 

 

ここまでは 

認知症のある他の患者さんからでも

聞かれそうな訴えです。

 

 

ですが Aさんはさらに

 

「けつが痛て~んだよ」

「姿勢を変えたって同じだよ」

「もう限界だよ」と。

 

文字にすると 

なんてことないコメントですよね。

 

 

ですがこのコメントは

なんとか安楽な姿勢をと関わったものの

限界があるなと私が思ったことと

1つ1つが リンクしていたんです。

 

 

一見すると 

認知症のある患者さんと

Aさんのコメントは同じですが 

 

Aさんの場合は 

身体やその場の状況を正確に把握されて

言葉を発していることがわかりました。

 

 

ということは 

「聞き流してはいけない重みをもっている」

と 他者に感じさせる力をもった言葉

ともいえませんか?

 

 

細部を伝えられるかどうか 

 

言葉でうまく発せられなくなっても

相手が本気で隠そうとしていなければ

 

快か不快か

満足か不満があるのか

 

なんとなくわかりますよね。

 

 

認知症のある患者さんの場合も

言葉を介さなくても

ある程度はわかるんですが

 

「あとちょっとの不快や不満」

の部分は 分からなかったりします。

 

 

そこを追求しようとすると

当の患者さんを困惑させるだけ

ということもあり

「あとちょっとの…」は

断念ということも 多々あります。

 

 

認知機能が低下しているだけという

Aさんのレベルであれば

「あとちょっとの不快や不満」を

教えてくださるので

コミュニケーションが ものすごく楽 ラブラブ 

 

 

 

細部をどう扱うかが難しい 

 

認知症も進行すれば どうしても

細やかなことを伝えられなくなります。

 

当事者であれば

細やかに伝えられるうちに

どうしても伝えたいことは

伝わるようにしておくことも大事。

 

 

サポートをする側としては

細やかには受け取れなくても

相手から送られてくるメッセージを

キャッチしようとする姿勢は大事だと

私は思っています。

 

 

同時に 

細やかに受け取りたいと思うあまり

 

ご本人も把握できなくなっている(かもしれない)

細部を深追いして

ご本人を混乱させないことも

私は大事にしたいんですよね。

 

 

その塩梅が難しいんだよなあ

と とりとめもなく考えています。

 

まとまらないまま 今日はこの辺で。

 

 

 

介護予防と認知症予防のパートナー

  

 

 

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本日も

最後までお読みいただき

ありがとうございましたドキドキ