◆ライムライト〜みんなへ〜

上野千里さんの「みんなへ」を少し編詞したものに、シンガーソングライターの葉月さんがチャップリンの「ライムライト」に乗せて歌って下さいました。

チャップリンは、あの戦乱と狂乱の中で、「独裁者」ヒットラーなどの勇気ある批判と、どんな時でも身近な人たちへの愛に溢れた作品と、ライムライトの美しい旋律を遺して下さいましたね💕

◆上野千草さんについて
第2次大戦中、海軍軍医だった上野千里中佐が、「殺せ」という上官の命令を拒否して、アメリカ軍パイロットの傷を手術している時に爆撃が始まり、彼が一時退避している間に何者かがそのパイロットを刺殺した。
彼は一時は日本に帰宅でき妻子とホンのわずかな生活を共にできたものの、殺せと命じた上官と、実際に刺殺した日本兵の罪を被って、グアム島で戦犯として処刑されました。この詩は、彼が独房の中で作った詩です。

「小さな感動のおすそわけ」
三笠書房より


「みんなへ」
悲しみのつきぬときこそ
かすかな喜びの芽生えがある
熱い涙のその珠にこそ
あの虹の七色は映え宿る

人の世の苦しみに泣いたおかげで
人の世の楽しみにも心から笑える
打たれ踏まれて唇を噛んだおかげで
生まれて来たことの尊さがしみじみわかる

醜い世の中に思わず立ちあぐんでも
見てごらん ほら あんなに青い空を
みんなが何も持っていないと嘲っても
みんな知っている
もっと美しい本当の尊いものを

愛と誠と太陽と時々雨さえあれば
あとそんなにほしくない
丈夫な体とほんの少しのパンがあれば上機嫌でニコニコ歩きたい

それから力いっぱい働こう
そうして決して不平を言わずに
何時も相手の身になって物事を考え
いくら辛くても決してひるまずに
どこかに不幸な人がいたら
どんなことでも力になってあげよう
もしすっかり自分を忘れてしてあげたら
もうそれできっと嬉しくてたまらないだろう

うつむいていればいつまでたっても暗い空
上を向いて思いきって笑ってごらん
きびしくてどうしても自分が惨めに見えたら
さあもっと不幸な無数の人々のことを考えてごらん

道はどんなに遠くても お互いいたわりあい
みんな手をとりあって歩いていこう
悲しいときは共に泣き 楽しいときは共に笑い
肩をくみあって 神のみ栄をたたえよう

朝お日さまが昇るときはあいさつに
今日もやりますと叫びたい
夕べお日さまが沈むときは
夕焼雲をじっと見つめて座っていたい

心にはいつもささやかな夢を抱いて
小鳥のようにそっと眠り
ひまがあったら古い詩集をひもといて
ひとり静かに思いにふけりたい

幸せは自分の力で見出そうよ
真珠のような涙と太陽のような笑いの中に
今日もまた明日も進んでいこうよ
きっといつの日か振り返って静かに微笑めるように

 偽って生きるよりも偽られて死に
 偽って得るよりも偽って得ずに失えと
 
 天国からじっと見守っているお父さんに
 手を振ってみんな答えておくれ「おう」と

 何度ころんでもまた起き上がればいい
 なーんだこれしきのことでと笑いながら
 さあ、みんな朝から元気いっぱい
 さわやかな空気を胸いっぱい
 大きく吸いながら


◆裁判の過程で、彼が嘘をついていたとか、実際には殺したんだろうなどのコメントもありますが、この詩を作られた、その事だけで、彼は偉業を成し遂げた、あの戦争の首謀者イギリス女王のガーター騎士である昭和天皇の犠牲者の1人です。

第三次世界大戦の真っ最中で、遺伝子注射ジェノサイドで数百万人が犠牲になり、予言どおりイスラエルはパレスチナホロコーストを始め、250年の念願である奴らの支配する新世界支配社会の最終段階にあります。

どんなに厳しくても、貴方のように安らかで朗らかに、最後の一息まで最善を尽くします。

心からの敬愛を🙏