彼は日本で少子化が始まったといわれる頃に生まれた。
 
その当時の人には珍しく、
 
彼は4人兄弟の長男だった。
 
彼の家は貧しかった。
 
彼の父は家族が起きる前に会社に行き、
 
寝た後に帰ってきていたが、それでも暮らしは良くならなかった。
 
彼の母も、当時としては古風なものの考え方をする人で、
 
自分の夫には良い食事を出し、
 
子どもたちには父と比べたらかなり差のあるご飯を出していた。
 
それも彼の父の,
 
「男は一国一城の主」という、
 
これまた古風な考え方がそうさせたのかもしれない。
 
(つづく)