平和だ。
 
だが、ところどころ違和感のあるリアルで変な夢だ。
 
しかも長い。
 
ふと、どうしてこんな夢を見ているんだろう、と思った。
 
今、本当の自分は何をしているんだろう、と。
 
すると急に不安になってきた。
 
もしかしたら交通事故にでも遭って、昏睡状態なのかもしれない。
 
それかやはり何か死ぬ直前で、長い夢を見ているのかもしれない。
 
ついさきほどまでの平和はどこかに行ってしまった。
 
そうだ、もし自分の体に痛いところがあれば、
 
そこに関係したけがや病気についての手がかりが得られるかもしれない。
 
慌てて自分の体を触ってみたが、おかしなところは見つからなかった。
 
気が付くとまたレジの前に来た。
 
思い詰めている私を見て店長はこう言った。
 
「そんなに気になるなら、洗面所の鏡で自分の姿を見ると良い。」
 
そうか、その手があったか。
 
何か外傷が見つかるかもしれない。
 
奥の洗面所に向かった。
 
(つづく)