由ちゃんとお母さん、そしてその妹もいた。
 
森君もいる。
 
何年ぶりだろう。
 
懐かしくなった。
 
が、同時に恥ずかしくなった。
 
それで私は言い訳がましく、まだ何も聞かれていないのにこう言った。
 
「何も悪いことをしていない人をかばったんだが、それが原因でにらまれてね。もうすぐクビになるんだ。」
 
四人はきょとんとしている。
 
それもそうだ。
 
何年もあっていないのに、しかもこんな言葉足らずの説明で、こちらの状況が理解してもらえるはずがない。
 
我ながら、なんと馬鹿なことを言ったんだろう。
 
そう思ったが、ふと奇妙な点があることに気がついた。
 
(つづく)