カリフォルニアの駐在家族時代、子供達は小学校から、週に一回校長先生(当時50代の女性)からのお手紙:Principal Message を持って帰りました。特に渡米して初めてのクリスマスの時期は、そのメッセージに載っていたクリスマスストーリーには感激して、拙いながらも翻訳して日本の友人に送り、前に所属していたママと子供のサークルの会報に載せてもらいました。
今日はちょっとそのストーリーのご紹介。The Brother Like that というタイトル。日本語では、「こんなお兄さんになりたい」と訳されて紹介されているようです。
ちょっと長くなってしまうのですが、こんなお話。
Paul という青年が自分の兄から送られた高い新車を得意げに乗ろうとすると、通りがかった小さな男の子から話しかけられ、その男の子から「すごいかっこいい!どうやって手に入れたの?」と聞かれた時に、「自分のお兄さんがくれたんだ」と答えた。その時にその男の子は、「そんな車をくれるお兄さんがいて羨ましいな」と言うのではなく、'I wish that I could be a brother like that.' 「僕もそんな車を贈れる兄さんになりたいな」と言ったのがPaulにとっては意外でした。
そこでPaul はその男の子を車に乗せて家まで送ってあげることに。家に着いた時に「ちょっと家の前に車を止めて待ってて」と男の子。Paul はまた「こんな立派な車に乗れた事を皆(家族)に自慢したいんだな」と思い家の前で待ちます。なかなか出てこないのでどうしたんだろう、と思っていたら、驚いた事にその男の子は自分の身体の不自由な兄を抱えて家から出てきたのです。
そして、その自分のお兄ちゃんに向かって「僕もいつかこんな車をプレゼントしてあげる。そして今見てきたクリスマスの綺麗な景色たくさん見せてあげるからね」と言うのです。
Paul は黙ってその身体の不自由な男の子のお兄ちゃんを抱え、自分の車に乗せました。そして3人はまたクリスマスの街にドライブに行きました。Paulは学びました、本当のGift, Give,与えるとはどんなことかを。
ここに校長先生からのメッセージが。ホリディシーズンで忙しいこの時期、今一度 Giftギフト、と言う意味をよく考えて見ましょう。人に与えるGive の本当の意味を。物質的なものではありません、見えないけど大きな心、周りの人に愛を与えられるGive できる人になりましょう。Happy Holidays for Everyone!
日本語でもギフト、と言う言葉をよく使いますが、それをGive という言葉と結びつけた事のなかった私にとっては、意外な発見でした。
この時期、アメリカでは至る所(図書館や書店での読み聞かせの時間も)で短編のクリスマスストーリーが紹介されてたのを懐かしく思い出します。
ちなみにこの話はChicken Soup for the Soul(邦題:こころのチキンスープ)などで読むことができるそうです。
