リーディング、の授業というと中高のテキストに載っていた文章を読み、その後で内容に答える方式が一般的。現に今の勤めている大学でも時間内に読んで問題に答える、という演習時間は授業の一環。
が、このリーディング、まずわからない単語が多すぎる文章だと、辞書を引きながら読みすごく時間がかかり読んでいるだけで疲れてしまうのが特徴。疲れてしまう→英文を読むのが苦痛→余計英文から離れる という悪循環が出来てしまいます。
はるか昔、20年以上前コミカレでリーディングの授業(外国人用)を取った時は、授業内でテキストに載っている、記事やショートストーリーを読む他に、週にうち最低2回から3回リーディングラボという演習室に行き、自分のレベルにあった(レベル別テストで判断され通知)その自分のレベルにあった課題を読んだと問題に答える、というクラス外ワークがクラスをパスできる条件でした。その時の出来事はこちら。
自分のレベルにあった(もしくはクラスのレベル)ものを辞書なしで読む、という目的から、辞書なしで読めるように、初級、中級のリーディングのテキストには、レベル別によって難しい、と思われる単語に説明文(もちろん英語を英語で説明する、という英英辞書のみ)がついていて、辞書がなくても内容がわかるような工夫がなされていました。
そこは外国人、中国人、ベトナム人、アラビア諸国からの留学生は皆英語→母国語、の辞書を持参(当時スマホでオンライン辞書を引くより、電子辞書が主流)で授業に来ていました。英語→母国語、の辞書を使ってもいいけれど、リーディング担当講師が繰り返し言っていたのは、 1回目のリーディングから辞書を使って読まない、という事です。
一回目辞書なし、
2回目はどうしてもわからない単語ひとつだけ引いていいが、他の単語は辞書なし(わからない単語がいくつかあっても前後の文章でなんとか予想をたてて把握)
3回目読む時は、もっと沢山辞書を引いてもいい、というステップが推奨され、予習をする時に、その英文の近くに母国語を書くのはなるべく控える(英英辞書で、わからない単語を英語での説明を足すのはOK)
こう書くとリーディングの授業は時間がかりそうですが、短いコラム的な記事から、ちょっとしてショートストーリーまで、この時間は「辞書なしでどれだけわかるか、もしくはわかろうとするか」が強調されていました。
辞書なしで読む、というのは自分にとって初めての経験。最初は戸惑いましたが、最初の数ヶ月はなじみがない勉強方法がちょっと我慢してやってみること。これも語学学習の基礎だと思います。
今、日本の大学でも担当のリーディングのクラスでは、授業外に週に〇〇〇〇字は読む、と言うの課題がレベル別に出されています。
授業以外の課題なのだから、「なるべく自分が面白いと思える本を選んで、最初は辞書なしで読んでみる」ことを勧めています。
