それは96年だった。

エル・フラメンコにギタリストとして来ていた、パタ・ロサーダ(通称「パタータ」)が2部のショーのはじめにもう1人のギタリストのブレリアスのソロの伴奏でカホンを叩いていた。

それがあまりにもカッコよくて、習い始めたのがきっかけ。

半年間、個人レッスンで週1ペースで習っていましたが、在遣で2年間Madridに留学している時も個人レッスンで習っていました。

悪名高いファミリーの人でしたが、僕には騙したり嘘ついたりすることなく、「うちで使ってないから」とビデオデッキを持ってきてくれたり、秘蔵のビデオを見せてくれたり、彼の仕事のリハーサルに連れってくれたり、「Bingo」という悪しき賭博場にもしょっちゅう連れて行ってくれたり(車で迎えに来て、帰りも家まで送ってくれた)してた。

 

ミレニアムのクリスマスの晩は、彼のファミリーの長老の家に連れてってくれて、今でも忘れないが広いサロンに一族が集結していて、老若男女みな同じ顔で、僕は怖くなってキッチンに逃げていた。

その後、ヒターノ達が集まるバルに連れてってくれてほぼ朝まで!

レメディオス・アマジャやディエゴ・シガーラも歌ったりしていて、なんとまあ贅沢な経験をさせてもらった。

 

未だに彼のレッスンの言葉が思い出られる。

カホンの座り方や姿勢をはじめ、基礎の基礎から教えてくれて、センティードについてやコンパスについても丁寧に教えてくれた。

25年も経って『あっ!パタータが言ってたのはこのことか!!』と気付くこともあり、特に3連符の練習方法は今もリンピアールのためにテクニカ的に使います。

少々難しいので、クラスで持ち出したことはないのですが、時間を掛けてやってもいいかなと始めることにしました。

 

ゆっくりのテンポから、何ヶ月か掛けてブレリアスのテンポまで持っていけたら良いな。