来週あたりからまた、レッスン動画を作ろうと寝る前に、解剖図のあたりをつける。

 

「サパテアードとその姿勢」的な内容で、各テクニカごとに姿勢の説明をしようかと解剖学を引き出しますが、前ほどの丁寧な絵は描けませんね。。。そこに時間掛けられない!

 

これに出てくる骨格図は僕が書きましたが:

これは神戸で介護士をしていた時、舞踊理論的な本を書こうと始めたものでした。

その為、時間が欲しかったのでデイケアに勤めておりましたが(日勤で8:30~17:30)、上の階の入居型の夜勤に移動をさせてもらいました。

16:30~翌9:30と長時間ですが、当然給料は良いし夜勤開けると次の日は休日なので時間が出来る!

その時間で集中して・・・そう安易に考えていたのですが、とんでもなくハードで物書きどころではなくなった。

 

2ユニットを一晩中一人で見るという責任重大なお仕事で、一晩中走り回っていた。

1ユニット10名ですが、満床ではなかったので18名でしたが、転倒リスクのある認知症の方も多数いらして、運が悪い日は一晩中センサー鳴りまくる。

確かに2時間の仮眠休憩はあるのですが、ナースセンターに宿直室があるのでピーピーとセンサーが鳴り響くので寝れたものではない。

そんな勤務をしていたので、休日はぐったり。。。

それでも何とか文章と解剖図は描いておりました。

 

正直、ここで初めて申しますが「誤薬」というミスを2回犯してしまいました。

 

一つは就寝前の眠前薬。

20時に数名の方に配薬をするのですが、運悪くあちこちでセンサーが鳴り、走り回っていたら間違えて配薬をして飲ませてしまった。。。

それに気が付いたときの顔面蒼白感は、今思い出しても本当にいやなもの。

幸い、キツイ薬ではなかったので大事に至らなかったにせよ、落ち込んだこと落ち込んだこと・・・💧

これが、その人に飲ませたら命に関わる薬だったらと、もう反省の仕様がないくらいの落ち込みでした。

通称「ジコホ」と呼ばれる「事故報告書」を涙ながらに書いた記憶があります。

翌朝、ご家族にも謝りの電話。。。

 

もう一つは、朝食前に配薬する【アレンドロン】という骨粗鬆症のお薬。

週に一度飲んでいただくものですが、数名いらして曜日によって違う方に配薬したいのいけないのですが、それを忘れたのは前回の誤薬事件の次の勤務日でした。

 

言い訳になりますが、早番というシフトがあり7:30に出勤なのですが、人手不足で月に9夜勤しましたが内7回は早番が居ない=早番の仕事までしなくてはならなかったのです。(日勤が来るのは夜勤があがる30分前の9:00)

起床介助から、バイタル、朝食準備に食堂への誘導を夜勤から一人で18名やっていたので、、、しょうがないと言えばしょうがない、と思います。

いえ、その利用者様には関係ないこと!

これまた2連チャンでミスしたため、もう立ち直れないほどの落ち込みでした。。。

 

普通、夜勤は各利用者様の状態を知っていないといけないため、日勤系の仕事を2~3ヶ月してから夜勤に入るものですが、僕はダイレクトに夜勤に入り、人手不足もあり3回の同行勤務(研修期間)で4回目から一人立ちでした。

「えっ!?いや!一生懸命やりますが、これって大丈夫なんですか?」

とフロアの責任者に言いましたが、「今本当に人手足りなくて。。。」と。

とはいえ、自分から夜勤でお願いしますと施設に頼んだ手前、頑張るしかありませんでしたが。

 

結果、3ヶ月でデイケアに戻りました笑い泣き

流石に無理だった。。。

 

利用者様方とは本当に仲良くなれた。

某有名お菓子会社の長女様もいらしたのですが、男性恐怖症とやらで男性職員は受け付けなかったのですが、何故か僕は平気で、仕舞いにはチップを貰ったりもした。←これはもちろんいけないので、退社時に事務所に言ってお返ししましたが、「えっ?だめですよ~絶対!」と怒られたのですが、ベッドから車椅子への移乗介護の時に勝手にポッケに入れられて、その後そのお金を適当なところへ返すわけにもいかなかったので、事務所に申し出たまで。

なんだかんだ、納得いかないことが多い仕事でもありました。

 

ある日仮眠中、窓を全部締め切っていたのに、風が舞い込んできて『えっ!?』と目が覚めた。

その利用者様が亡くなった。

最後に挨拶に来て下さったのかな照れ

休憩後、夜中ナースと一緒に最後の【エンジェル・ケア】というのも経験しました。

 

もう介護士はしないと思います。

アキレス腱切って一度はダンサーを断念し、介護の世界で頑張ると決め沢山の資格を取得しましたが、それはそれで踊りの役にも立っております。

 

というわけで、これからは写実的な解剖図を描く時間よりも、動画を作り沢山の練習生様のお役になるよう動画を作りたいと思います。

イメージしやすいように、出来るだけ正確な解剖図を描くつもりですが、昔のように手の込んだものは描けませんのでご了承ください<m(__)m>

 

それではまた!