スペイン語の勉強のために、とマドリッド留学中にディズニーの映画を観ておりました。

舞踊学校と共に語学学校にも通い、あの頃はとても熱心に勉強をしていました。

 

さすがに大人な映画のスペイン語を理解するのはまだ難しかった。

「ピノキオ」などのディズニー映画は語学の勉強にも良いし、可愛くて精神的にもよろしいとよく観ておりました。

お気に入りは【Tod yToby】。

「Siempre seremos buenos amigos, verdad?/僕たちずっと、いい友達だよね?」

と主人公に二匹がまだ子供の頃にじゃれ合うシーンは、この後の野狐と猟犬の運命を考えると目頭が熱くなる。。。

 

しかし、ちょうどこの頃、ビョークの映画【ダンサー・イン・ザ・ダーク】が流行りはじめていた。

ミュージカル調で美しい歌声と素晴らしい映画だという評判もあり、拙い自分の語学力でも大丈夫かなと購入して観ることに。。。

 

これが大失敗だった・・・

あまりに辛い内容で、最後まで観ましたがその後一週間落ち込んでしまった。。。

こんなにも辛い人生というものが存在するのだろうか、あまりに理不尽過ぎる、と考えれば考えるほど落ち込んでしまい、結果その映画は一度観たのみで処分してしまった。。。

 

もう2度と観ることはないだろう、と。。。

 

しかしその頃にもう一本、『これは、もう、二度と観れないな。。。』という映画が存在していた。

 

それがこの【GONIN】である。

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しかし、この映画をどこで見たのかが思い出せない。。。

 

どうやらこの映画が完成後、この会社が倒産したらしく、しばらくDVD化されていなかったそうなので、おそらく深夜か何かの再放送的な感じだったかもしれない。

 

いや、どこでいつ観たかの問題ではなく、猟奇的?狂気? もう気持ち悪くて恐ろしくて二度と観れないと思っておりました。

この予告だけ見ているとヤクザ映画か、程度ですが、はじめから全部見るとかなりエグイのでございます汗

 

【ネタバレ】

お金に困った五人がそれぞれ協力し、ヤクザの事務所に強盗に入り、見事1億以上をゲットする。

が、ヤクザ側も黙っておらず殺し屋を雇い、一人一人抹殺・・・

 

ただ、これだけならありがちな脚本ですが、5人それぞれの事情も複雑です。

 

特にリストラされたサラリーマン、竹中直人の役は気持ちが悪い。。。

映画前半では、ちょこちょこ家に電話を掛けて「お母さんは?寝てる?いいよ。いいよ起こさなくて」なんて良いお父さん振りをしているが、実は妻・長女・長男ともにこのお父さんに殺されております。。。多分、会社をクビになった時に家族に責められ逆上したのかと・・・

浴槽に死んだ妻がいるのだが、そこに湯を張り一緒に入浴、、、そこにヒットマンの北野武が来て眉間にズドンっと。。。

これだけでも相当気持ち悪いが、その上、このヒットマンは仕事後、長女の死体の前で子分の木村一八を強姦・・・

 

私、てっきり北野武の監督の映画だとばかり思っておりました。

 

この方のこの映画の中での存在感はずっと覚えておりましたし、実は先日、朝の番組で北野武がフランスで大人気というニュースを見て、この映画を思い出したものですから。

しかし何故フランス人は、北野監督もそうですが、谷崎潤一郎とかこの系のアーティストがお好きなのでしょう。。。

書く言う私も谷崎大ファンですが。。。笑い泣き

 

まあ兎に角、最初にこの映画を観た時はあまりにショックと気持ち悪さで『2度と観ることないな!』と思っておりました。

 

ところがどうでしょう!?

あれから20年ちかく経って、この映画を久しぶりに見てみたら。。。

全然気持ち悪くなかったドンッ

どうしたことでしょう。

 

この映画のクランクインの日は、実はあのオームの地下鉄サリン事件の日だったそうです。

 

あれからいろんな事件が日本でもあった。

 

実際に目にすることがなくても、猟奇的な事件が増え、信じられないような事件が沢山あった。

 

私は見ていないが最近では、例のイスラム国の公開処刑(日本人も含む)。

 

この20年で感覚が狂ってきているのかもしれない・・・

 

怖いなぁ、こんな感覚に慣れてきている自分が・・・

 

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この映画、最後はヒットマン含め、全滅で終わります。

 

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しかし、本木雅弘の美しいこと、美しいこと!!!

 

華がありオーラがあり!

この方をこうして改めてみると、今のジャニーズっていったい。。。(なんて自分を棚に上げまくっておりますがごめんなさい

 

ヒットマンに追い詰められて、瀕死の佐藤浩市が本木にキスするシーン。。。

 

泣けますお願い

 

この時の本木の演技も素晴らしい!!

 

気持ち悪さ感が感じられなくなった分、美しい部分が際立ってきたのかな。。。

 

もしそれを見越してこの映画を作ったのであるのなら、この監督・石井隆さんは崩れていく日本を見据えて、こういう映画を撮ったのかもしれません。。。