このところようやっと、舞踊家としての技術がスタート地点に立てたかな、なんぞと自負し始めてきたりもしておりますが、あと数カ月すると違う新しい事を発見し

『ああ、こんなことも知らなかったのか、出来ていなかったのか。。。』

とまた改めてスタート地点に立てた気持ちになる。

この繰り返しは永遠に続くのだろうなと感じながら、これが自分にとっての【初心】の心構えなのかなと思っております。

二十歳の時に踊りを始めて今年で23年目。

しかしこの23年間、恥ずかしながら、筋肉痛が無かった日というものが存在しない。

どうやら、幼い頃からバレエなど踊りをされてきている方にはそういう経験がないらしいのですが、やはり大人から始めるということは、それまで使ってきた身体の動かし方とは違う不自然な動きに筋肉さん達が悲鳴をあげているのでしょう。

こと20代だったの頃の筋肉痛は酷く、こんなに辛い日々を送るのがダンサーなのであろうか、やっぱり止めてしまおうか等と真剣に悩んでいた時期もございましたが、そうした筋肉痛も今では友達のように一緒に過ごしている。

かく言う今日もハムストと肩甲骨の間が筋肉痛でございまして、昨日のバレエのクラスで久しぶりにトゥーシューズを履いたお陰で、この一年の中でかなりヒットな痛みを感じております。

私の身体が強いのは、当然のことながら両親のお陰でございますが、それとは別に幼少の時の鍛錬にも関係しているのではないかとも感じるこの頃。

小学生低学年の時の剣道のお稽古が今の身体の強さにつながっているのではないか。
真夏のさなか、防具を着けたままグランドを走らされたり、稽古のある2時間は絶対に水を飲まさせてもらえなかったりと、今では到底考えられないような酷な鍛錬をさせられていたことが、今の身体につながっているような気がいたします。

思えば、芋づるで戦中を生き延びてきた庸子先生達の世代のなんと強いことか。。。
(実際、先生が芋づるを食されていたかは知りませぬが…)

前回のスタコンが終了し今日でちょうど2週間。

実はスタコン終了翌日から、次回の創作用の音作りを始めて一日5~6時間、パソコンの前に集中して座っているため、お尻のちょうど坐骨の部分にオデキが出来てしまった。

これまた痛い…

ようやっと9割がた音が出来上がってきた。

しかし、かなり冒険的なことをしております。
今までにない組み合わせと申しましょうか、多分似たようなことはあったと思いますが、ここまで徹底したものはなかったであろうと思います。

その分、非常に恐怖も感じる。

果たしてこのようなことをしても良いのであろうかと、道を歩いていたり、クラスを教えている時に、ふとその音楽で自分が舞台で踊っている映像が白日夢のように見えてきて、もの凄い緊張を覚える。

ここまで来たら是が非でも追い込んでいくつもりだが、早く音を仕上げないことにはスタート地点に立てないのである。

演出も衣装も、そして振付&踊り込みも、まだまだスタート地点がいくつもある。

早くスタート地点に立って、出来る限り道を進んで行きたいと思っております。


りゅう