いにょ


リズムは目に見えないものなので、はてこれを教えるのにはいつも難儀する。

目に見えないため勘違い・見当違いというものが起こりやすいものです。



昨日のリズムクラスで一人ずつ棒を持たせてスタジオの中央に立ってもらった。

そしてコンパスのみのCDを流してその棒で自分の周りに大きく円を描くようにしてもらった。

どこかで速くなったり遅くなったりしないよう一定の速度でちょうど1コンパスで一周するように意識してもらう。

自分が立っている場所を軸に出来るだけ大きな円を速度を変えないように描く。

もちろん流れているコンパスをよく聴きながら遅れたりしないように。

これが今教えていて一番私が感じてほしい感覚だと思った。

つまり円周がメロディーや様々なリズムだとすると、ほとんどの方がセンターという意識を忘れて、その円周のみに集中してしまう。
だからつられてコンパスが崩れてしまう。。。

何があっても中心を崩さないように、そしてゆったりと落ち着いて円を描くように音を聴く、また自分がリズムを出すときにもセンターの感覚を失わないように演奏をする。

これまた文章で説明するのも難しいものですが・・・



ところでお話は変わりますが、とある仕事で【フォリア】というクラシック(バロック)の曲に出会いまして現在ハマり中でございます。


「狂気」や「常軌を逸した」という意味で15世紀末にイベリア半島が起源等の事はウィキペヂアンヌで調べれば出てきますが、この15世紀末というのはスペインではヒターノ(ジプシー)定住命令が出て、多くのジプシーたちがアンダルシアの住民になりフラメンコが生まれ始めるという大切な時期でもあったそうです。

しかしこのフォリアの舞踊はあまりにエロティックで挑発的、それに民衆が熱狂的になるために禁止されていた時期もあるそうで…

その後17世紀にイタリアに伝わり爆発的な人気となるそうで、ヴィヴァルディのフォリアを聴くと後半の盛り上がり方が、確かに血が騒いできますし挑発的やエロティックな踊りも想像できます。



その後時代につれその激しさはなくなり、フランスに到着したころはこのような優雅で愁いを帯びるようになったそうです。

フランスの作曲家マレによる【スペインのフォリアによる変奏曲】



アートの世界では【天才はスペインで生まれフランスで育つ】なんて粋な表現もございますが、人だけではなくアート(音楽)自体もそうなのかもしれませんね。