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本日は新国立劇場の中劇場へにひひ
 
 
この間、マルワの公演に出演させて頂き同じく中劇場でしたが、初めて客席より舞台を拝見しとても勉強になりました�
 
来年2月に小松原庸子先生のお仕事で、またこちらの中劇場に出演させて頂きますが、客席からの視線というものを参考にさせていただきます�
 
 
マルワ公演の時に、新国のチラシを数枚持って帰ってきたキラキラ
 
興味ある舞台がいろいろあるのですが、スケジュール的に行けるのが平日(火・木・金)の昼間なので観にいけないことが多い・・・汗
 
そんな中で、今回は演劇の2作品をチョイスして9月は小劇場で三島由紀夫の【朱雀家の滅亡】、そして今月は泉鏡花の【天守物語】�
(ちなみに先月は日生劇場で坂東玉三郎の舞踊公演を観てまいりました)
 
今回の天守物語は演劇でした�
 
玉三郎の【天守物語】はビデオを持っていますし、歌舞伎座でも生公演をみた�
 
演劇になるとどうなるのだろうと楽しみにして行きましたが、まぁ~舞台美術(設備)の凄かったこと�
 
とても楽しませていただきましたニコニコ
本当に楽しかったですニコニコ
 
泉鏡花の作品(本)は、そのほとんどが戯曲として書かれている為、歌舞伎で玉様が喋られるのも、本日の公演のような演劇で演出されていても台詞は一緒�多少は変えているのかもしれませんが…
 
実は一時期、鏡花の作品にはまって本を読み漁り、映画(ビデオ)もいろいろと観ております�
 
最初に玉様の天守物語を観た時、首元をススッと撫でられるような言葉の美しさに惚れてしまいました�
 
あれは何なんでしょう�
 
本当に台詞が美しいのです�
 
 
今日も舞台を見ながら、ふと初めて観た時の玉様のお声を思い出し嬉しくなりました�
 
何気ない会話の中で出てくるさりげない台詞に「恋�」さえも覚えます。
 
 
※汚い蓑をまとった姿に驚いた侍女たちに富姫が
 
「似合ったかい?」
(これが「似合わないかい!?」ではえらい違いビックリマーク
 
 
※妖怪の舌長姥が生首をなめながら
 
「汚穢(むさや)汚穢(むさや)・・・汗
 
↑この言葉は泉鏡花が作った言葉らしい
 
 
 
※自分の仕える殿さまへ強い忠義を示した図書之助の言葉に富姫が
 
「涼しい言葉だねぇ~�」
↑なんか「風」を音が聞こえてきます�
 
 
そして私の一番好きな台詞は:
 
 
「鷹は第一、誰のものだと思います。鷹には鷹の世界がある。露霜の清い林、朝嵐夕風の爽かな空があります。決して人間の持ちものではありません。」
 
 
 
 
まあ、好きな台詞だけをピックアップしても何のこっちゃでございましょう。。。すいません�
 
 
 
 
兎に角、美しい台詞のオンパレードでございます�
 
 
 
 
時々、不思議に思いますにひひ
 
 
例えば、踊りをやったことが無い人にとって踊りのテクニックの難しさ、見せ方の難しさ等々、全くもって知るはずもないのに上手い人を見ると感動をするし、凄いと思うでしょうグッド!
 
演奏もしかり、また役者もしかり�
その難しさは、やっている本人にしかわかりまさんビックリマーク
 
それを克服すれば、観客に感動を与えられる�
 
それと同じように、素晴らしい作品(文学など)というものも、やはりその言葉の魅力や構成により人々に感動を与えることができる�
 
これら【美】に対する人間の持つ感覚というものは、きっと、やる側もみる側も、自然の摂理に適って、もしかしたら神の存在を各人が感じているのかもしれない…�
(私は無宗教家ですが…)
 
勝手ながらそう想っているので、芸事が好きです、舞台が大好きなのですにひひ
…大なり小なり!!
 
今日観た、または今まで観て天守物語は深い意味で見ると…、きっと私の憶測でしかないのですが…鏡花の生きていた時代背景を演劇を通して伝える内容であり、政治やその当時を風刺した作品だったと思われます。
 
美しい台詞達の中から観客に訴えたかったその当時の空気というものは、今も変わっていないかのように受け止めました�
 
もし、「天才」と呼ばれる芸術家は何百年か先を予見しているという説が正しいのであればわ私は泉鏡花を「天才」と呼びたいと、おこがましくも
思った今日この頃でございます�