やっぱり、とても綺麗な方だったと思いますラブラブ!


春之付″録″-kuniko



向田邦子さんの文章が好きで、小説からエッセイまでほとんどの本を持っておりますが、最近、以下の本を読んでいて、とても興味深い内容があり参考になったのでブログに書き記そうと思ったわけでございますにひひ


向田邦子全対談 (文春文庫 (277‐7))/向田 邦子


さまざまなジャンルの方と対談された会話が収録されておりますが、その中でも画家の中川一政さんとの最後の会話に目が行きました目


向田さんの「長生きのコツは」という質問に対し、中川先生は「腹に力を入れる」とお答えになっていますニコニコ


正確に言いますと、「気海丹田/きかいたんでん」といいまして、お臍(へそ)から恥骨までを5寸とし、臍下1寸の辺りにあるのがこの気海丹田音譜

(ちなみに臍下3寸の部分は臍下丹田/せいかたんでんと申します)


「元気の海」という意味がある丹田ですから、ここに力を入れると力が漲るだけではなく、健康にも良いそうですクラッカー


いえ、もちろん、健康に良いのも大切ですが、私としては踊りに繋がるものしか興味がないので・・・汗


ところがこの丹田、今まで踊りのクラスや、ダンサーのインタビュー等で何度か耳にしてとても気になっていたのですが、いまいち自分の体の中で実感というものがなかった叫び


日本語なので、日舞のお師匠さんにも「もっと腰を落として、丹田に力を入れて!!」と注意されたこともありますし、スペイン人の師匠たち(フラメンコはもちろん、ホタのマエストロにも)にも、「臍下あたりに力を入れて、あとは楽にしておくんだよにひひ」とアドバイスをもらったこともあります。


また、下っ腹のあたりをスペイン語では「Barriga/バリーガ」と言いますが、とあるバイラオーラのインタビューで「踊っているとバリーガに力が漲ってきて、力強く踊れるのよ音譜」と申しておりました得意げ


いずれにせよ、どれも丹田のことを言っているのだとは分かりましたが、果たしてそこにどうやって力を入れれば良いのかは不明のまましょぼん


そこでこの本の中川先生が「腰に物を入れておくと丹田に力が入るのですよドンッ」とニコニコ


なるほどぉ~~~グッド!


中川先生は腰にスケッチブックを挟んでいるそうで、昔の剣術者はお餅を入れていたそうです得意げ



少し話はそれますが、「色即是空・空即是色/しきそくぜくう・くうそくぜしき」という言葉に初めて出合ったのは、アン・ルイスの歌の歌詞の中で、その次は歌舞伎の娘道成寺にひひ


白拍子花子が花道から出てきて道成寺にたどり着き、お寺の山門の前で坊主たちとのやり取りがあります。


グー花子が握りこぶしを見せて「この手の中に雀がいるが生きていると思うか、それとも死んでいるか?」という質問を坊主たちにしますが、坊主たちは「死んでいると言えば手を開いて逃がすだろうし、生きていると答えればそのまま締め殺すだろうプンプン」と言います。


そして花子が「ほれパー」と手を開くと何もいないショック!


坊主たちは「あれぇ~!? 何にもない叫び」と驚き:


「在ると思えば在り、無いと思えば無い。色即是空 空即是色」


という台詞になります。

春之付″録″-kabuki2
この言葉の意味は:

「色」 即ち(すなわち)是(これ)「空」なり。

「空」 即ち是「色」なり。


となりますが、元は般若心経の中に出てくる一文です合格


「色」とは目に見える物質的なことをはじめ、世の中のすべての事物を示し、「空」とは「無」を意味します。


すべてのこと、例えば、幸せも不幸も、または裕福・貧乏も、嬉しい悲しいという感情的なことも全部全部、すべては「無」であり、それに「色」をつけるのは本人次第なんだよ、という教えでございますクラッカー





縁あって、般若心経の本を読むようになりましたが、例えば身体のであったり、上の丹田であったりというものは、物質として身体の中に存在するものではございません。


「軸のぶれない踊り」とか、「丹田に力を入れる」と言っても、これら物質的に存在しないものを存在させて、それを第三者に感じさせることが、ダンサーという職業の一つの特徴でもあります。


「花」や「存在感」も同じだと思いますラブラブ


この存在なきものを存在させられるようになるために、ダンサーは日々稽古に励むのでしょうニコニコ





日常の思わぬところで、ヒントや答えがあったりします。


さすがに踊っている時に、腰にスケッチブックやお餅は入れておけませんが、これは空即是色(「無」を「色」として存在させ)で入れているようにイメージすると丹田に力が入り、床を強く押せるようになりましたキスマーク



たまたま読んだこの本で丹田の答えが見つかり、ここのところ幸せな日々を過ごしております得意げ