ANT-Hiroshima代表の渡部朋子さんに、クレイン英学校の「ピースキャンプ(仮)」の構想を伝えたときに、最初に上がったのが今回お会いしたPEACE CULTURE VILLAGE(PCV)の山口晴希さんだった。自身のバックパック旅行など海外での経験を通して、ヒロシマを伝えたいという思いを強くしたというきっかけは、まさしく私と同じで、お話を伺う前からとても親しみを感じていた。

 

 

PCVは対話を重視した取り組みを大事にしている。被爆という過去の記憶だけでなく、現在の自分の日常生活と重ね合わせてジブンゴトとして考えたり、ヒロシマを訪れたあとにどう生きていくかという未来を考えるきっかけを与える取り組みをしている。どの取り組みも共感するものばかりであり、クレインでもこんなことができたらと期待に胸が膨らむ。

 

また、日本だけでなく海外との関わりも活発で多くの国と地域の若者と平和について意見交換する学習も行っている。日本人と日本に住む外国人でのグループで行う予定のピースキャンプ、海外とのつながりや英語でのプログラムを持つPCVは何よりとても心強い。

 

さらに、若者に向けて発信するにあたり、テクノロジーは重要だ。PCVでは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)技術を活用して、より平和記念公園周辺の歴史や被爆者の語りを学べる工夫をしており、私も思わず「わー」と声が出てしまうほどであった。

 

 

 

様々なアイデアを伺いながら、ミーティングの最中に「こんなこともできるかな?」「こうしたら面白そう」といろんなアイデアが湧いてきて、予定していたよりはるかに長い2時間もの時間をお付き合いいただきました。山口さん、ありがとうございました!

 

来年の今頃、コロナの状況がどうなっているかまったく未知の状態ですが、それでも明るい方を見ながら企画作りをしていきます。