(優勝賞金2万ドルの目録を受け取った高橋あず美さんと楽屋にて）
ニューヨーク、ハーレムの中心にある、
黒人音楽の殿堂、
アポロシアターアマチュアナイト。
その 85年の歴史の中で、
初めて、
日本人"シンガー"、
高橋あず美さんが、
2019年の年間優勝、
賞金2万ドル（約220万円）を勝ち取りました。
二十歳くらいから、
日本でバックコーラスの仕事をしているそうで、
ドリカムや、スーパーフライ、CHARA、、、etc.
の皆さんのバックアップシンガーとして、
日本で歌うまシンガーを目指している人たちの間では、憧れの存在のよう。
私は、
今年4月のＮＹでのオーデションの時に、
プロデューサー（黒人）から、
「ソウルフルに歌う日本人シンガー」と報告を受け、
年に一回の「Nothin' But Soul」という、
R&B系 シンガーだけがエントリーされる日に出場が決まって、
ずっと間近で観て参りました。
（普段のアマチュアナイトは、ダンサー、ラッパー、楽器の演奏、スポークンワード、コメディetc.などオールジャンルがエントリー）
(6月26日の1回戦で、And I am telling you を熱唱し、１位通過）
その後、
Show Off(2回戦)、Top Dog(3回戦)と、少し苦戦しながら勝ち進み、
11月27日（水）の年間優勝戦 SUPER TOP DOGでは、
リハーサルで、
I have Nothingにトライしてみたりと、
ご本人模索を続けながら、
最終的には、
オーデション、１回戦１位、Top Dog１位、と勝ち進めてきた曲
「And I am telling you」（ミュージカル＆映画 ドリームガールズより）
で、
しかも大トリとして登場し、
観客の声援で98点獲得、一位で年間優勝を決めました。
おめでとうございます。
今年85年を迎えたアポロシアター、
同じく今年で85年を迎えたこの アポロアマチュアナイトで、
1934年優勝の、
あの歌姫 エラ・フィッツジェラルドから、85年経ち、
初めて日本人シンガーが、年間優勝を果たしました。
（注： 厳密に言うとマシュー橋本さんというアメリカ生まれの日本人が過去2012年に歌で年間優勝しています）
日本のエンタメはもう世界レベルに来ていると革新した、2019年最後のアポロアマチュアナイトの夜でした。
＜事実＞
＊今年85周年の NYアポロシアターのアマチュアナイトで、本当に過去「年間優勝」したのは、、、
タカヒロ、エビケン、ナンバーズ、前田晴翔(当時10歳、子供の部で優勝）、以上。
全てダンサーです。
日本人シンガーでの年間優勝は、
2012年のマシュー橋本さん(日系アメリカ人、米国在住)と、
今回の2019年間優勝の高橋あず美さんだけ。
私とトミー富田氏は現地NYハーレムで毎週見てますからWikipedia より真実です😊
ちなみに、
年間優勝以外は、本当は「優勝」というのはなく、
1回戦１位通過 (２位通過、３位通過)
2回戦１位通過 ( 〃 )
3回戦 〃
という結果のみですので、「優勝者」というのは年度の終わりの1回しか存在しません。(１組しか選ばないので準優勝はありません)
この機に、
プロフィールに優勝、準優勝と記していた方は、年間優勝者に敬意を表した事実通りに書き直したほうがいいかもしれませんね。。
なお、
子供のコーナーで2019年間優勝し、
5千ドル（約55万円）の優勝賞金を獲得したのは、
15歳の天才ゴスペル少年、
私も大好きな、ブランドンくん。
地元アトランタの教会では有名なゴスペル少年。
是非このダイジェスト版トータル・プレイズ（代表的なゴスペル曲）を聞いてみてください。
彼の作り出すフレーズは、リフもランも、全部本当にアドリブ。
その時に彼が感じた音や歌詞が、どんどん出てくる、本当のアドリブ。
そして、心の中に信じる心が無いと決して出てこない、本物のゴスペル。
毎回、大人もみんなスタンディングオベーションです。
優勝賞金目録を渡されたときは、
ホーリーゴーストダンスをして、
、、、、本当にゴスペル少年でした。
さて、次のオーデションは2020年3月です。
明日のスターを夢見る方は、是非挑戦下さい。
（黒人講師とトレーニングを積みたい方は、どうぞご連絡下さい）
Thank you Apollo!!
＜過去ログ＞
※2017年のアポロシアター年間チャンピオン決定しました！ （2017年 11月）
#アマチュアナイトJAPAN2019
#harlemvocalhouse
#harlemusic
●NYハーレム案内人 松尾公子 Kimiko Matsuo
NYハーレムの黒人コミュニティにどっぷり浸かって１８年の音楽プロモーター、ディレクター、NYコーディネイター、黒人教会ゴスペルクワイヤーメンバー、Harlem Japanese Gospel Choir代表 (2010年マクドナルドゴスペルフェスト史上日本人初出場で初優勝）、2014年アメリカの黒人コミュニティより、日本人女性初「ウーマン・オブ・エクセレンス＆マン・オブ・ビジョン」受賞、米国最大のエンタメ・スーパーボウルの日本人初ゴスペル部門役員など、”日本人初”を次々切り開くパイオニア。
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