某一流メーカーの営業と世間話をした。
甲府も、今年のようにマイナス6度とか、そんな日が続くと、エアコンとか、給湯器も寒冷地仕様の物を
勧める時代になるかもしれない。
出始めのころのエコキュートの故障などで、エコキュートの生産が追い付かないから、納期が出ない。
業界の流れでローコスト商品が増えて、ショールームの客層が変わった。
最近は、工務店など依頼先が決まってないのに、ショールームに予約なしで来る客が増えて、予約が無いから、案内出来ないと言っているのに、呼びつけて、図面も写真も無いのに、相談されても困る。ショールーム放浪者のような客が、中高年に多い。
など、いろんな話が出た。業界の質も落ちてる。
ネットを使える中高年も増えたけど、まだまだ中高年の方は、情報不足の人も多い。この世代の人は、情報に興味がない人が多い。
難しいウンチクはいらない。話は聞かない。ノリと、人を見て決めているようだ。
話を聞かない人とコミュニケーション取るのは難しい。
丁寧な説明よりも、簡潔な話しか聞かないから。
出来るだけ丁寧に筆談するようにしている。
字で書いて、書面で残さないと、後々揉めるし、書き残した証拠も残るから。
某住宅メーカーの営業時代に、筆談をしていたから、苦にならない。
以外と、筆談しない業者が多い。
言った。言わない。などの不毛なトラブルは独立して10年1度も無い。
イメージと違うと言われる事も無いように提案しているから、言われたことも無い。
お客様が想像出来ないような、自分でも良く分からないような提案はしないようにしているだけだけど。
昨日TVでガイアの夜明けという番組をみた。
「中古に価値を出す」みたいなテーマでカ〇タスという全国に110社もある中古住宅販売の大手が出ていた。
ここの会社。もともとは『やす〇ぎ』という名でやっていたところだ。悪名高すぎて名前を変えたパターンか?
大金払えば、番組に出れるのかな?
昨日の番組でもやっていたけど、化粧直し程度のリフォームをして、耐震性能・断熱性能・省エネとかは無視して、
ただ安くリフォームして、売るだけ。これがリノベーションとは言えないだろ!と言いたくなる。
ただ残念なのは、購入者は値段だけで決めているから、築30年の家でも、きれいになっていて安ければ満足。
住んで寒かろうが、暑かろうが、光熱費が掛かろうが気にしないのだろうか?
性能を求めるならば、リノベーションよりも新築の方が楽だ。安いし、性能も出しやすい。
リノベーションという再生がキーワードになるような仕事は、地価の安い山梨では少ない。
どこまでの性能をお金を出して、求めるか?お客様が思っているほど、安くは無いです。
化粧直しのリフォームならば、誰でも出来る。そういう仕事はしたくない。
番組の後半。古材を生かして・・・というのは良かった。ちゃんと断熱の事を考えていたのは、
打合せ時に机の上に出ていた本。松尾先生の「本当は安いエコハウス」や、前先生の「エコハウスのウソ」
よく勉強しているなと思った。
価値ある遺す家を造りたい。
そう思えるお客様が増えたら、良いと切に願います。
空き家を減らす為にも、街づくりの為にも、中古住宅の活性化は良い風潮。