自宅を造るまでの話① | HarK Works

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新築・リフォームの施工事例を紹介します。

自宅建築をして住み始めて1年半が過ぎましたので、自宅を作るまでの話をします。

建築の仕事に携わり、職人・営業・監督など、様々な立場で家造りにかかわって来た。独身の頃から、いつか、自分で自分の家を建てたい!とずっと夢見ていた。

独立して、仕事も順調に進み、生活も安定して来た頃、息子の小学校入学を機に、家を建てたいと思い、土地を2年くらい探していた。予算面や、建てたい家のイメージなど、いろいろ夢を膨らました。
土地が中々見つからず、土地が決まったのが、息子が年中の時だった。

仕事しながら、自宅のことをするのは大変なので、他の会社に依頼することも考えた。いろんなハウスメーカーに知り合いも居るし、いろんな工務店も知っている。

住宅業界の裏の裏まで知っている自分は、一生に一度の自宅建築を任せられるようなところは無かった。

以前仕事したことがある某有名建築家の設計士の先生にお願いして、センスの良いものを作ろうと考えたけど、話し合いを重ねてみたら、自分のイメージや、仕事と遠いものだった。
作品として考える設計士と、住む家として考える自分ギャップが埋まらず、お断りさせていただきました。

リフォーム・リノベーション専門店の視点で家を建てれば、永く快適に健康で住む家が出来るんじゃないか?
日常の仕事をしながら、自分の家のプランから設計し始めた。
CADを使い、パースを作り、嫁さんと話しをしながら、何度もプランを書き直した。

間取りについても、間取りの専門家であるCASA SAYAさんのブログを見て相談した。

やってるうちに、家相も気になり、本を何冊も読んだり、ネットで家相の専門家にも相談した。
100%満足は無い事も知った。5冊目に買ったこの本が、一番スッキリした。

家相


仕事柄、新築のプランも沢山書いたし、住宅営業していたころも、自分が設計した家を何軒も建てたけど、いざ、自宅となると不安も沢山あった。いっぱい建てたけど、自分が住んでないから、わからない。
お客様に聞いても、不満が少ない。スタンダートな家を作って来たし、無難で暮らしやすい家を建てていたから、不満が聴けない。

スタンダートなものが好きなのだけど、建築屋である自宅が、あまりにも普通過ぎても、如何なものか?と悩み、悩んで悩んだ。

自分が納得するまで、図面を書いた。結局、いろいろ相談させてもらって、スッキリしたから良かったし、良いアドバイスを受ける事も出来たので、専門家にお金を払うのも無駄じゃないと思った。
自分も、かなり勉強してきた自信もあったが、やっぱその道のプロは違った。

自分で仕事しながら設計し、プランが出来るまでに3か月近く掛かった。
嫁さんの意見を聞いたりしながら、プラン作りをしたけど、8割は自分が納得するものになった。

結局、間取りも普通に落ち着いた。
リフォームやっていると、いろんな不満を見てきているから、下手な冒険は出来ないのが本音だ。生活しやすい家の間取りになった。ただ大きい家になった。嫁さんの『大は小を兼ねる』という理想の元、44坪になった。自分としては、40坪以下で考えていたので、小さくしたかった・・・



長くなってきたので、続きは次回に・・・





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