帝王切開 | 慣れないハリネズミ棗の終活

慣れないハリネズミ棗の終活

生き物をまともに飼ったことがない超・ど素人がハリネズミとマルチーズに切磋琢磨。金魚・ハリネズミは虹の橋へ。男女双子の妊娠・出産・育児記録。ハリネズミの緩和ケア記録。インスタ→tippy_white(マルチーズのティッピー)

出産前日・出産報告の記事に沢山のエールやお祝いのコメントを下さり、本当にありがとうございます照れ

山田家一同、心から感謝申し上げます

前日から今もバタバタしていて、すぐに返信できず申し訳ありません

本格的に三時間おきの搾乳も始まり、月曜日の退院に向けての準備、子ども達の手続きや準備など、忙しくなって参りましたアセアセ個々のお返事は難しそうですショボーン本当に申し訳ありませんえーん

しかし、まだまだ傷口も痛い・ぱいぱいも痛い中、皆さまからの温かいコメントが本当に力になっていますぐすん

本当に本当に、ありがとうございますピンクハート

コメントのお返事は出来ていないのですが、私の記憶が薄れて来ているので、忘れる前に帝王切開について書かせてください。


ハサミハサミハサミ


ぴよ子とピヨ吉は37w1dの予定帝王切開で生まれましたヒヨコヒヨコ

当大学病院の場合、双子は必ず帝王切開だと決まっていますハサミ

私は人生で初めての切腹手術でしたえーん
それでは、ぴよピヨヒヨコヒヨコが生まれた日を振り返ります鉛筆


ハサミハサミハサミ


前夜、妊娠糖尿病の食事療法である最後の分食を食べた後から手術の緊張と分食が不味かった夕飯との食べ合わせが悪かったのか気分が悪くなり、吐き気と戦いながら夜を明かしました。

3時間は眠れたでしょうかえー?アセアセ

6時に助産師さんが起こしに来て下さった時には、身支度を済ませていました。

すぐに最後のNSTが始まり、その時点でカメ吉が病院に到着カメDASH!

8時までに到着すれば良かったのですが、車で来たので、月曜日の朝の交通状態や病院の近くに小学校があり、時間制で通行止めがある為、早めに来てくれました。

何故か、カメ吉が緊張のあまり、睡眠不足で、朝ご飯も喉を通らずニヤニヤ(苦笑)

NSTは問題なく終わり、手術着に着替えて、血栓予防の着圧ソックスを履きました。

その頃、両親到着おばあちゃんおじいちゃん

父が先週の前駆陣痛以来、とてもソワソワして落ち着きがなかったので心配していましたが、案の定、普段はしないようなミスをして(小学校の通行止めのゾーンに入ってしまい、慌てて、細い道に入ったら車が道より大きくて立ち往生した挙句、バックしたら植木を倒した笑い泣き)大慌てで、登場しましたニヤニヤ

8時に処置室に呼ばれて、消毒をして、手術用の一番太いゲージ(針)の点滴のルートをとりました

多くは、この時点で尿管カテーテルを挿入するので(帝王切開の方は麻酔前にカテーテルを挿入するので、この挿入が痛くて不快なので、思いがけない伏兵だと言う)私も例に漏れず、助産師さん二人がかりで、尿管の挿入と筋肉注射を同時にされそうになっていたところ、神の一声。

主治医お父さん「痛いの可哀想だから尿管は麻酔後で良いよ」

あんたがネ甲か(/TДT)/

尿管の挿入と筋肉注射、一気に、同時に…なんて、手術前から震えましたから…ガーン

神の…否、主治医の一声で、筋肉注射は部屋に戻ってから打ちました(※麻酔が効き易くなる注射)

8時半、いよいよ車椅子で手術室
ナースステーション前のエレベーター(手術室への直行便)までカメ吉と両親、そしてスタッフの皆が「行ってらっしゃい」「がんばって」と送り出してくれましたバイバイ


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エレベーターが開くと…そこは遊園地みたいな世界でした

見たことがない沢山の手術室に、沢山のオペの器具、大勢のオペ着を着たスタッフ…

車椅子で前進する度に透明の自動ドアが開き、まるで、アトラクションに乗る前のようなドキドキとワクワク…

担当のオペ看に挨拶をされ、アレルギー等を聞かれましたが、頭が真っ白で答えらず助産師さんがアルコール綿やインスリンのアレルギーがあることを伝えてくれました。

私の手術室は、双子ふたご座の為に用意された大きな保育器が2つ入る、一番広い手術室でした。

ドラマで見るような手術室…目の前には、

うさぎ「え…この細さ、デブ太い私は、はみ出るんじゃ…滝汗

という程、細い細い手術台…滝汗

麻酔の準備が始まりました。手術台に乗ると、あれよあれよと手術着を脱がされ全裸に…デレデレ全裸の状態で海老のように丸くなるように言われました。よく『コウノドリ』に登場するシーンなので事前に分かっていたものの…これは実際にやってみると、お腹は大きくて苦しいし、ルートが邪魔で上手く丸まれませんアセアセ

帝王切開は腰椎麻酔です背中の脊椎から麻酔を注入します。その為、最初に背中に麻酔を打ち、痛みを感じない状態にしてから、脊椎に麻酔を打ちます。最初に打った麻酔は痛いですが我慢できる程度です。腰椎麻酔は先に打った麻酔のお陰で痛みは全く感じませんニコニコ

麻酔が徐々に効き始めると、足先から胸に向かって徐々に痺れ始め、冷たさも感じなくなりました。呼吸がしにくい感覚がします。お口の中も凄く乾きます。

オペの様子が見えないように大きな緑色の布で目の前が覆われ、麻酔が効いた時点で、尿管カテーテルは挿入された模様…滝汗お陰様で全く痛みを感じず無事に挿入完了。

主治医がお腹を消毒し、声をかけてくれました。オペ着の主治医は予想通り、超イケメン酔っ払いでしたハートハートハート

いよいよ、始まるんだ滝汗と待っていましたが、なかなか始まりませんアセアセ


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始まりの合図は無く、麻酔で痛みも無いけれど…お腹を切られる感覚で始まったことが分かりましたガーン

切られる感覚も
開けられる感覚も
かき分ける感覚も
臓器を引っ張られる感覚も

全て分かりますガーン

痛くないのに痛い(気がする)何の臓器か定かでない臓器を押され、引っ張られて、取り出されるような感覚。苦しくて、恐怖と不安で泣き、呻き、呼吸が浅くなり…ガーン

(ーーー 渚っ、渚っ、渚っ)

と、頭の中で何度も渚金魚の名前を呼びました。

この時、直前に音楽を用意して本当に良かったえーんと思いました(呆然)スタッフや先に帝王切開を受けたママ達が、こぞって用意した方が良いと勧めてくれた理由が分かりましたチーンこれから帝王切開予定の方は、バースプラン云々ではなく、可能なら音楽を用意することを全力でお勧めしますえーん


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帝王切開は、麻酔が効き次第、すぐに手術を始め、赤ちゃんを短時間で出す、と聞いていました麻酔が赤ちゃんに影響する前に出さなければならないから、とうーん上差し

私は麻酔が効いてから開腹までの時間が空いていたし、開腹後も、なかなか赤ちゃんが出てきませんえー?あせる

何か問題があるのだろうかガーンと段々、不安になってきましたショボーン

グイッグイッブォン

今日一番の強い力で、思いっきり、何が引っ張られて、呻き…

ぴよ子の産声が響きました。

ぴよ子の元気な産声を聞いた瞬間、ぶわわわっえーんと私も涙が出ました。声や言葉になりません。あの瞬間の感情は、言葉や文字での表現は難しいです。確実に言えることは、人生で初めて感じた気持ちと流した涙でした。

私の場合、ここで  ではありません。次は、ピヨ吉の番ですプンプン

お腹をグイッグイッグイッと上から押され、呻きました。先程と同じように、本日一番の勢いで、何かが思いっきり引っ張られ、苦しくて「グアッ!!」と叫びました。ふわっと体が軽くなったような感覚の後に…

ピヨ吉の産声が響きました。

可愛いピヨ吉の産声を聞いた瞬間に、再び、ぶわわわっえーんと感情が昂ぶり、私まで声をあげて泣いてしまいました。

手術室に響く、ぴよ子とピヨ吉の大合唱。温かくて柔らかい空気に包まれました。

感動や感激も束の間、お腹をグッグッグッと押され、何が引っ張り出される感覚。秋から10ヶ月、子ども達を守り、育ててくれた胎盤と臍帯でした。

(ーーー 渚っ、私は、やったぞ!)

心の中で渚に向かって叫びました。
金魚の綺麗なサクラ尾桜がヒラっと目の前を通り過ぎたような気がしました。


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帝王切開は閉腹に入りました。

まだ、二人の顔を見られませんショボーン
またもや「子ども達に何かあったのだろうかガーン」と不安が過ぎります。

やっとピヨ吉が来ました。

ピヨ吉の顔を見た瞬間に「カメ吉にそっくり…」と呟いて、泣き笑い笑い泣き
だけど、見るからにピヨ吉の呼吸は少し苦しそうだったので、早くNICUに行かなければならないと分かりました。

助産師さんがピヨ吉の額を私の目元にコツンと当ててくれました照れピヨ吉は、とても温かかったです。

遅れて、ぴよ子が来ました。

予想通り小さいけれど、とっても「かわいい」と呟いて、また、泣きながら笑いました。ぴよ子も小さかったのでNICUに行くのだと分かりました。助産師さんが頭を撫でさせてくれました。お腹を撫でて、大切に大切に育てて来ました。やっと、頭を撫でることができて、涙が出ました。

後から知ったことですが…

この時、ぴよ子とピヨ吉を取り上げてくれた二人の助産師さんは、何と…お二人ともミックスツイン(男女の双子ふたご座でしたポーンポーンポーン二人のミックスツインの助産師さんに取り上げて頂いた我が家の双子ふたご座これを運命と言わずして何と言うのでしょう…(ちなみに助産師さん同士は互いにミックスツインだと知らなかったようです)

双子ふたご座を守り育ててくれた胎盤と臍帯も見せて頂きました。「お疲れ様、本当にありがとう」とお礼を言いました。


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長い長い帝王切開が終わりました。

手術が終わると私が使用しているベッドが迎えに来ていました。手術台から全裸のままベッドに移されて、大勢のスタッフによって手術着を着せられました。

ガラガラとベッドで運ばれて、エレベーターに乗り、無事に部屋に戻って来ました。

カメ吉が来るのかとソワソワして待っていたら…何と、父がトイレトイレを借りに(手術の数日前から個室に移動したので、家族も私の部屋でトイレが使えます)登場笑い泣き※安定の山田家

ちょうど主治医が手術中の話に来ていたので、何故かカメ吉でなく、父が説明を受けるという笑い泣き

父は大慌てで、カメ吉と母を呼びに行き…ようやくカメ吉に会えました。

何故か両親「頑張った」「本当によく頑張った」と、泣きそうになりながら、安堵の微笑みで労りの言葉をかけてくれたことは覚えているのに…

この時、私とカメ吉が再会した時の互いの表情や交わした会話を二人とも全く覚えていませんガーンこの記事を書く上で、そのことに二人して気づきました。だけど、カメ吉の顔を見て、声を聞いて、心が温かくなったことだけは覚えています。人生で一度の瞬間だったので、勿体無いことをしたと残念に思うのですが…そんなものかもしれないし、心が温かくなったという、それだけ覚えていれば良いのかもしれません。


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想像以上に壮絶だった帝王切開。

手術中も「手術は一生したくない」と思う程、こりごりでしたが…帝王切開の壮絶な本番は術後から始まることを、私は知ることになるのです。


ヒヨコ つづく ヒヨコ