命の優劣 | 慣れないハリネズミ棗の終活

慣れないハリネズミ棗の終活

生き物をまともに飼ったことがない超・ど素人がハリネズミとマルチーズに切磋琢磨。金魚・ハリネズミは虹の橋へ。男女双子の妊娠・出産・育児記録。ハリネズミの緩和ケア記録。インスタ→tippy_white(マルチーズのティッピー)

渚への追悼・温かく優しいコメントやメッセージありがとうございます。
素敵なプレゼントなど、無事に届いております。
しっかり、渚に代わり、お一人お一人に感謝の気持ちをお伝えしたいので、お返事は、お待ちいただけると助かります。

お返事の前に、こうして、更新することに、抵抗があるのですが、今日だけ、お許しください。

タイムラインやブログでネガティヴなことは書きたくない。

と、いうのが、始めた時の自分で決めた誓約でした。

今だけ、弱音を聞いてください。

渚を喪って…ゴールデンウィーク後半は渚の埋葬や供養、渚の写真集(結婚式の時に先輩にプレゼントしていただいた写真屋さんで作って貰える本格的なphoto bookです)を作ったりしながら、タイムラインでも、ブログでも、沢山の渚へのコメントや私を慰めてくださる温かく優しいお言葉に、まだ、お返事を返す元気は無かったのですが…少しずつ、少しずつ、空元気程度にはなりつつありました。

昨日、退職した職場の元上司が、買い物へ行く道中、突然、我が家に立ち寄られました。

お付き合いはしていますし、お世話になった方ですし、自宅にも招いたことはありますので、そこは、突然で驚きましたが、何も問題ありませんでした。

しかし、渚のことをお話した際に(元上司は我が家に来たことがあるので渚にも会っている)こう、言われました。

「棗(ハリネズミ)君が元気なら、それで良い」

この言葉の前にも、金魚が死んでしまった原因は人の力が足りなかったからだ。

と、言われ、それは、私自身が一番、身に染みて思っていたことなので…誰もが『うさ子さんのせいじゃないよ』と言ってくれるのですが、やっぱり、私の力が足りなかったから、二ヶ月ちょっとという短い時間で大切な渚を死なせてしまった…という事実をズバリと言われ、ショックだったかと言われれば…ショックだったんですが(苦笑)それは、言われても仕方がないことだ、事実だ、と受け入れられました。

だけど。

上記の言葉に、唖然としました。

私にとって、金魚の渚もハリネズミの棗も大切な家族で、我が子のように愛してお世話をしていました。どちらもかけがえのない存在です。

渚は、私が、実の母親と最高潮に不仲になり、また、退職するまでの一番悩んで、辛くて、苦しくて、泣いてばかりいた時期に、ずっと、支えてくれた存在でした。棗を迎えたばかりの頃、育児ノイローゼ気味になった時も渚がいたから、乗り越えられました。

小さな小さな金魚の渚は私にとって、とても大きな存在で、心の穴を埋めてくれた存在でした。

渚を喪って…心の穴は、ぽっかりと。

まだ、現実を受け入れられないような、そんな状態なのです。渚のお墓に話しかけ、晴れている日は、朝も昼も夜もベランダの窓枠に腰をかけ、渚のお墓の隣にいます。

『棗君が元気ならそれで良い』

そんなわけ、ないじゃないですか。
そんなこと、あっていいわけないじゃないですか。

私は、いつも、渚と棗に言っていました。
金魚もハリネズミも上手くいけば10年は生きられます。私達が、中年のおばさん、おじさんになるんだねぇ…それまで、ずーっと、健康で、長生きしてね、って、毎日欠かさず言ってました。神社に行って、御守りも買ったし、被災しても一緒に逃げられるように準備もして、お役所にまで電話して、とにかく、ずっと一緒に…一緒にいようね、って。

そこに、金魚だから、ハリネズミだからと、優劣をつけたことは一度だってありません。

他人に大切な家族の命に優劣をつけられたことに、憤りと悲しみを感じます。

渚を軽んじられ、とても、ショックです。