シェルティのまりん
我が家のワンズの中で紅一点
１９９６年１２月２９日生まれ
翌年の１月末に我が家に来た
エリック同様、デジカメなかったので
アルバムをパチリした画像ね
我が家にとって唯一の女の子を迎えたこと
実は理由があるのだった
新潟の実母のリハビリに
一緒にお散歩してくれる相棒的な意味で
ワンコをプレゼントすることにした
母は私以上に犬バカで
ワンコとは心で通じ合える特殊能力があり
人間相手より心が豊かになるらしい
迎えるワンコの母の好みはキビシイ
女の子であること
新潟の寒さに耐えられること
大きすぎず小さすぎない
賢く従順で体力がある（これ大事）
長毛で優雅さがある
この願いに叶うのは牧羊犬である
シェルティ
しか思い浮かばなかった
幸い、エリックのブリーダーで
出産したばかりだったので即決
エリックも賢いけどまりんも賢い
妹というまりんが来て
エリックが一番嬉しそうだった
こうして見るとシリに似てる
お散歩デビュー前のお庭で
エリックは大きい自分で怖がらせないよう
優しく接する姿見てたらなんだか感動した
エリックだってまだ１才前だっていうのにね
おかげでまりんはビビることなく
社会性をなんなく身につけることができた
だけどお別れはやってくる
まりんが６ヵ月過ぎた頃
新潟の母の元へ行く日が来た
この写真は新潟へ行った時ので
エリックは長旅で車酔いしてて
気持ち悪いって顔だ
母のお散歩は普通じゃない
朝と夕方で合計４時間以上だし
（たまには半日以上）
山へも行くのでアップダウン半端ない
最初はおぼつかなかった歩き方も
まりんのおかげでみるみる体力ついて
リハビリ成功し、元の身体になれた
伸び伸びと立派な野生児になったまりん
（誰かさんみたい）
ある朝、母から泣きながら電話が
兄夫婦に４人目が生まれて
上３人のお世話もあるし
散歩の時間がとれなくなって
まりんが可哀そうだから・・・と
まぁね、責任はこっちにあるしね
その日のうちに日帰りで
私一人でまりんを迎えに行った
車内で
泣き続けるまりん
だけど家に着いてエリックと再会したら
めちゃくちゃ喜んですぐ家の子になった
切り替えの早さはピカイチだ
エリック＆まりん時代
まりんはエリックが大好き
まりん的に一番元気で幸せな時期だと思われ
まりん１０才でエリックが亡くなった時は
冷たくなったエリックのそばに行って
キャーキャー泣きながらその場を離れたまりん
だけど翌日からまるで何もなかったように
今日から私が主役よ
と言わんばかりに
いつものように元気になった
これって女の子特有な現象なのかな
クリムもハリスもかなーり引きずったのに
半年後、クリムがやってきた
エリックと違って遠慮なくまりんに突っ込む
乱暴な男は嫌い
とばかりに
クリムに対して嫌悪感を抱くまりん
クリム１０ヵ月とまりん１１才の春
まだまだクリムとの距離を置くまりんだ
特に病気せず元気なまりん
春先だけ鼻筋がハゲてしまうくらいで
本当に体力あって健康だった
シェルティにありがちな警戒心なく
無駄吠えもなく人もワンコも好き
エリックのおかげでゴールデンっぽかった
クリムが２才過ぎた頃
やっとクリムを受け入れるように
ある朝、母から電話があり
「まりんが死んだ夢を見た」と・・・
まりん元気だよと笑って言った
その数ヵ月後、母が急逝した
新潟へまりんも連れて行って
母が眠るそばから離れないまりん
育ててくれた恩を忘れないまりん
お散歩ではどこまでも嫌がらず歩いてくれ
ボール遊びも永遠と走り続ける体力
そんなまりんがある日突然倒れた
１３才くらいから獣医さんの診察で
少しだけ心臓から雑音が聞こえてた
シェルティやキャバリアに好発する
【心臓弁膜症】
投薬治療開始後、３回目に倒れた時
ぐったりしたまりんを獣医さんに運んだ
もう助からないと思った
そこからの１年半のまりんの病気との戦い
悪い時には下痢が続き、血流が悪くなり
脱水による粘膜の炎症で
口からフードが食べられない飲み込めない
お尻はただれ、ゴージャスな被毛は大量に抜けた
だけどさすがのまりんは何度も復活した
寒がりになってしまったまりんにセーターを
ついでに俺様にもお揃いのセーターを
１５才、歩くのがしんどくなってきたら
寝たまま移動できるカートを用意したり
ハーネスで行きたいとこへ行けるようにね
やはり公園とかに連れて行くと
顔を持ち上げて息を深く吸って
良い気分転換になってるみたい
獣医さん曰く
まりんの好きなように好きなことさせて
穏やかに過ごしてください・・・と
薬はもうやめて
今まであげなかった食べ物
メロンパンやプリンなど食べられる物あげた
そばで睨み顔で見てる奴がいるので
そいつにもあげたり
一緒に食べてるとまりんが喜んでるようだった
１５才８ヵ月
ついに寝たきりになって３日目
クリムはずっとまりんのそばに
午前中買い物に行って帰ってきてすぐに
こっち見てるまりんに声かけて
「すぐミルク用意するね」 と
キッチンからまりんのそばに行ったら
目をつぶったまま動かないまりん
そんなまりんをクリムはそばでずっと見てた
賢くて活発で従順でいつもキョトンとした目をしてて
優しい男性と大きなオス犬が大好きで
懐こくて子供達に人気者で
それでいてたまに無茶するお転婆まりん
まりんは本当によく頑張った
天国にはエリック＆母親が待ってるから
寂しくないよね、むしろ喜んでるかもね
鼻もげらの写真のせちゃイヤだ～
と
まりんに怒られそう