本日は東洋医学的夏の過ごし方
最終回。
④食事編を紹介します。
①〜③はこちら↓
夏の食事に関しては、
適度に冷やしていこう!
温冷のバランスを取ろう!
です。
後半では旬の野菜や果物、魚
も載せておきます。
地元狛江のお野菜たち!
冷やす食べものとは?
東洋医学の古書にも
夏は陽気が旺盛なので冷やす性質のものを摂り、
体内にこもった熱を上手に出していこー
という説明があります
(思いっきり意訳してます笑)
この「冷やす性質」がポイント。
キンキンに冷えたアイスや、
氷入りの飲み物などのことではありません。
本草学的に冷やす性質のある飲食物のことです。
温冷のバランスを取る
冷蔵庫で冷やしたものや、
アイスなどは炎天下で摂取すると、
瞬時に体の熱をとってくれて、
熱中症対策にもなります。
しかしエアコンの効いた部屋で、
同じように摂り続けると、
胃腸の働きが低下して、
夏バテの原因にもなります。
またお腹を冷やしすぎると、
秋冬以降のぎっくり腰にも、
なりやすくなるんですよ。
ですからご自身の体の状態を観察して、
温めると冷やすのバランスを
うまく取っていきましょう。
旬の食べ物
どの季節でもそうですが、
旬の食べ物がその時に必要なもの。
食における旬とは
『江戸の快眠法』に載っている食べ物と、
その特徴を抜粋します。
キュウリ(冷)
熱をさまし、渇きを潤す。
体内の水はけをよくする。
食べ過ぎると体を冷やす。
→今は1年中手に入るキュウリですが、
旬は夏です。冷え性のからは、
夏でもあまり摂らないようが良いです。
ソラマメ(平)
胃を爽快にし、臓腑を調和する
→「平」の食べ物は、
温にも冷にも傾かないので、
とりあえずの一品として
常備しておくのが良いですね。
サクランボ(温)
補中益気。脾の働きをよくする。
顔色をよくする。
→脾とは胃腸のこと。
学校の給食でもこの時期メニューにありました。
冷たい献立が入った時、
食後の楽しみとしてとりいれたいですね。
夏の魚
ウナギ(温)
痔によい。腰や膝を温める。
疲労回復。
→冷房が増えると腰や膝が冷えやすくなります。
この時期のウナギは夏バテにもおすすめですね。
タコ(冷)
血を養い、気を益す。
→汗で気も失われやす時期なので、
やっぱり旬のものは理にかなってますね。
スズキ(平)
五臓を補う。
肝腎の働きをよくする。
筋骨を益す。胃腸を整える。
→こちらも「平」なので、
旬の時期に定期的に摂取すると良いですね。
まとめ
本日は夏の食べ物について紹介しました。
今はスーパーに行けば旬じゃなくても
簡単に手に入ります。
ですから意識しないと、
”今の旬ってなんだっけ?”
と分からなくなります。
私たち人間も自然の変化に沿って、
今からだに入れるもの、
今気をつけること、
を意識して生活すると、
不調はおこりにくいものです。
一緒に日々の暮らしを健やかに楽しく!
できるよう整えていきましょ。
以上4回にわけて夏の過ごし方、
を紹介していきました。
今日も快晴で30度越えの東京。
熱中症対策をしつつ、
冷やしすぎないようにもしつつ、
過ごしていきましょ。
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