昨年から食料品、日用品、光熱費など様々なもの、と言うよりは生活に必要なすべての物が値上がりしました。
値上がりが家計を直撃すると、ほとんどの人は節約して家計をやりくりします。
不必要なものは極力出費を抑え、買わない、出かけないと言う選択をします。
さて、鍼灸院はどうでしょう?
鍼灸院が病院と同じ「医療」と思われていれば、患者さんは自身の健康のためまたは治療のため削ることはありません。
しかし病院より下位に思われていれば、真っ先に削られます。
私たち鍼灸院がどんな状況でも乗り越えられるようになるためには、患者さんにとって削ることのできない「医療費」と考えてもらわなければなりません。
ほとんどの方は体調が悪いときは会社や学校を休んだり、早退や遅刻をしてでも病院に行くでしょう。
鍼灸院もそれと同じように考えてもらえるようになるべきです。
鍼灸を受けるために会社を遅刻する。予定を調整する。そのような優先順位の上位に思ってもらわなければ、これからの厳しい情勢を乗り切ることは不可能と思います。
買い物ついでや時間のある時に来てもらう院ではなく、患者さんに「時間を割いてでも行かなければいけない」と思われる、病院と同じ価値の院を作りましょう。