おはようございます。ご覧くださりありがとうございます。
(息子はりおが描きました。)
小学校に入学してから10日程が経ちました。
今、私は毎日、子どもの学校に付き添っております。ABAでいうところのシャドーです。
ABAをされているご家庭でも、学校に一日中付き添うという、「シャドー」をされている方というのは、かなり少ないと思います。それがよいのかどうか?は、何とも言えないと思います。私は、付き添うことを選択しましたが。。。
学校で子どもの様子を見ていて、多くの気づきがありました。
体育の時間のことです。体育館に集まって、2クラス合同で授業をしました。私の子ども「はりお」は、体育館も嫌だし、集団で体育をするのも嫌で…。
なかなか、クラスの列に入れませんでした。
補助の先生が一生懸命に「はりおさん、嫌だよね。ひとりで好きなことしたいよね。分かるよ。無理しないでね。」とはりおを慰めてくださいます。
私はその様子を少し離れたことろから見ていました。
「いやだよー!」と言うはりおの声がだんだんと大きくなります。
それで私は、はりおを壁に向かって立たせました。はりおと壁の距離は5m。
私は「はりちゃん、壁にタッチして戻ってきて(^^)」と言いました。
はりおは、嬉しがって、壁をタッチして戻ってきました。私は走って戻ってきたはりおを受け止めます。
次は10m離れて同じことをします。最終的には20m離れたところで。はりおは、壁をタッチしたのち、「キャッ、キャッ!」と言いながら、走って戻ってきます。
このとき、私は受け止めることはせずに、走り抜けるはりおの背中を大きく押しました。
まるで、ボウリングの玉を転がすかのように。
背中を押されて加速するはりお。
そのまま、直線状にいる、クラスのみんなの列の最後尾に滑り込みました。
子どもの話をよく聞いて、共感的理解を示す。というのも、状況に応じてかな?と思います。
私の子どもはたぶん、体育の授業を受けることが、そんなに嫌だったわけではなかったのでしょう。。。
条件次第では、ご褒美を提示したり、勢いづけたり、そういう方が上手く行くこともある。と思います。
私の子どもには、「じっくり対応」よりも「単純明快」な方が良いこともあるようです。
ただし、学校側に立てば、今は体罰や虐待には厳しい時代ですので、「背中を押す」という、強めの指導は、かなり慎重になられるのも、充分理解できます。一人のお子さんにじっくり向き合う時間もないでしょう。それは、教師個人の資質の問題ではありません。
あと、もう一つ見えた課題は、今まで、自宅でABAセラピーを続けてきました。私がシャドーに入るため、それが難しくなりました(体力的に)。
また、
数名の方に指摘されたのですが、どうも、私の子どもは、「授業内容が合っていない」様子です。私は、お勉強よりも、まずは学校に慣れさせたいと思っていましたので、あまり、授業内容は気にしていなかったです。
でも、言われてみればその通りと思いました。
私の子どもは、偏食のため給食をほとんど食べません。さらに、授業も身が入らない。となると、毎日の生活のモチベーションが下がるかもしれない。とハタ、と思いました。
学校は行くもの。ではありますが、あまりにも、行く意義が見だせない。のはさすがに、どうか?と思ったのです。
考えないといけないなあって思っているところです。
教室の中のABA。ではありますが、教室の中の主役は教師と児童のみなさんです。
私はひたすら影になり、息子はじめ教室全体を支えられれば。と思っております。