フジワライブキ先生に施術してもらいながらインタビュー
その397
施術着の性能
藤原 ・・・今って押されてて嫌な感じとかはないですか？
綿谷 ・・・えーと、今、押されている肩がすご～く、かたくなっているのか「痛い」という感じがしないです・・・バッキバキに、かたくなってる気がします・・・。
藤原 うんうん。すご〜く、かたいですよ。
綿谷 やっぱ、かたいすか？
藤原 グリグリに、かたいです。
綿谷 すご〜くバッキバキのグリグリに、かたいですか・・・。どうやら、そこは思いっきり押していただいて大丈夫みたいです。ぜんぜん何も感じません。痛くないです。・・・「痛くない」って問題ですよね・・・。
藤原 ほぐれてきたら痛く感じるとは思いますが・・・。では、思いっきり押します・・・ぎゅ～～～～！！ ・・・これでも、全く何も感じないですか？
綿谷 ちょっと痛くなってきたかなぁ・・・もうちょい強めで・・・あ、なんだか、最近、タメ口っぽくなってきてる。・・・ごめんなさい・・・。
藤原 いやいや、そんなの、ぜんぜんぜんぜん。僕も、たまにタメ口が出ちゃってるような気がしますので・・・。
綿谷 先生に対してタメ口って失礼ですよね・・・。
藤原 いやいや僕なんか、大したことない先生ですから・・・。
綿谷 いやいや「親しき中にも礼儀あり」じゃないですけど、こういう取り決めは大事だと思います。「先生の威厳」といいますか・・・あの～、ちなみに、僕以外の方を施術するときは、ちゃんと施術着は着ているのですか？
藤原 場所によっては着ています。ユニフォームじゃないですけど、その場所決まりのTシャツがあったりするので・・・。この場所みたいなレンタルスペースの場合は着ないときが多いです。
綿谷 ユニホームって着た方がいいですよ。着ている方が患者側としては、ありがたみを感じますから。
藤原 「ありがたみ」ですか・・・正直、着るの、めんどくさいんです！
綿谷 ははははは。あいかわらず、藤原先生は正直者ですね〜。
藤原 施術着の性能に関しては全くないですからね。施術着を着てマッサージしたからって、肩こりが治る確率が上がるわけじゃないですから。
綿谷 ははははは！ 「施術着の性能」って考え方、おもしろいですねー・・・けど、僕は「施術着の性能」ってあると思います！ やっぱり、ユニホームは大事ですよ。だって、お葬式でお坊さんにTシャツ姿でお経を読まれたら嫌じゃないですか！
藤原 それはそうですけど・・・例えが極端です！
綿谷 あるんですよ、そういう「制服の重要性」みたいなものが・・・ですので、施術着を着た方が、患者さんの肩こりが治る確率は上がると思います！ それが「施術着の性能」です！！ 患者さんは心理的に「この人だったら僕を治してくれそう！」と思うんですよ。
藤原 そういう「威厳を出すための制服」って意味だったら、ちょっと、なんだか制服の意味が違くないすか？ 例えば、マクドナルドだったら、店員さんの制服は店の統一感を出すとか、お客さんとの見分けをつけるという差別化って意味があると思うんです。けれど「威厳を出すために着る制服」っていうのは・・・どうなんですかね・・・。
綿谷 まずは「役割」なのではないでしょうか。「責任」というか・・・。例えば、コンビニの店員さんは、役割があるから制服を着ている。制服を着ている以上、お店のことに関しては詳しくなければならない。それが、制服を着ることによって生じる「責任」。それによってお客さん側から「制服を着ている人への信頼感」ひいては「威厳」にまで、つながっていく・・・という力が、制服には絶対あると思いますけど・・・まぁ、藤原先生が面倒臭いんだったら僕のときは着なくてもいいですけど・・・。
藤原 なるほど・・・けど、最初から着ていたのだったらいいですけど、今まで施術着を着てなかったのに「急に着はじめたな、こいつ」、みたいになっちゃうのは、ちょっと・・・。まぁ、気楽に行きましょうよ！ だって、わざわざ僕が、このレンタルスペースで施術着に着替えて、綿谷さんを待っていたら嫌じゃないですか？
綿谷 いやいや、別に嫌じゃないですよ〜。
藤原 「お前、わざわざ着替えたのか？」って思いません？
綿谷 そんなこと思いませんよ〜。ありがたいですよ〜。
藤原 「ありがたい」んだ・・・。
綿谷 ・・・けど、次回の施術のときに藤原先生が施術着を着て待っていたら「どうしたの？ 施術着なんて着ちゃって」とは言いますけどね・・・。
藤原 やっぱり、イジるんじゃないですか！
綿谷 「突然やる気出しちゃって。お客が減って金に困ってんの？」とかも言いますけどね・・・。
藤原 施術着を着る方向に誘導しておいて、めちゃめちゃタメ口でイジる気満々じゃないですか！
つづく・・・
