ゆがみは形状記憶 |  ハリのイブキ

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  鍼灸師で整体師のフジワラ イブキの情報を

  その患者で専属デザイナーの綿谷 羊太郎が

  作ったデザインとともに

  アップしていこうという話になって・・・

 

 

 

 

フジワライブキ先生に施術してもらいながらインタビュー

その86

 

ゆがみは形状記憶

 

 

 

 

綿谷 あのー・・・僕って、猫背じゃないですか・・・。

 

 

藤原 はいはい。けれど、最初の頃に比べたら、かなり改善してますよ・・・。

 

 

綿谷 あ、そうですか・・・ありがとうございます。で、マッサージを受けていると整体師の方から「あなたの身体が、ゆがんでいます」とか言われるんですけど・・・。

 

 

藤原 はいはい、言いますね。僕も言っていると思います・・・。

 

 

綿谷 あれは、いったい、身体の何が「ゆがんでいる」のですか? ・・・「姿勢」が、ゆがんでいるのか、「骨」なのか・・・それとも「筋肉」ですかね? 

 

 

藤原 あー、なるほど・・・えーとですねー・・・ゆがんでいるのは・・・「骨」ですね。「骨格」です。ですから、正確に言うと「あなたの骨格がゆがんでいます」ですね・・・「ゆがんだ姿勢」とも言いますが、それも「骨格」のゆがみです。「筋肉がゆがんでいる」とは・・・言わないですかね・・・。

 

 

綿谷 んー・・・けれど、筋肉が弱くなってしまって、骨格がゆがむってこともありますよね?

 

 

藤原 あー、はいはい。それもあります。

 

 

綿谷 ということは「ゆがんでますよ」って言われた時に・・・それを治すには「筋肉を鍛える」のが改善方法ってことですよね?

 

 

藤原 んー・・・それも良いですが・・・それプラス、患者さんへの「意識付け」も大事です。

 

 

綿谷 「意識付け」ですか・・・。

 

 

藤原 えーと・・・ゆがんでいる骨格は、いろいろなことがあって、結果的にゆがんでいるわけですよね・・・どうして、どうなって、ゆがんだかは、僕には推測しかできないわけで・・・。で、その原因が全部、筋肉かと言えば・・・筋量が少なくても、ゆがまない人もいるわけで・・・。

 

 

綿谷 ふんふん・・・。

 

 

藤原 ・・・ゆがみは、人それぞれの生活習慣が原因だと考えられます。

 

 

綿谷 何で、ゆがんだかは、人によって、いろいろな理由が考えられるってことですね。

 

 

藤原 そーですねー・・・それが、仕事でパソコンをやるときの姿勢なのか、やっているスポーツが一方向に身体が回旋するスポーツだからか・・・。

 

 

綿谷 あー、ゴルフとかのスイングでも同じ方向に身体を回し続けるから、骨格が、ゆがんじゃうのですね・・。

 

 

藤原 そうです。それから、夜寝るときの寝相なのか。もしかしたら、お子さんといっしょに寝ているから、お子さんを守るために寝返りが打てなくて、姿勢が固まってしまって身体に負担を与えているのではないかとか。それとも、ただ単に寝ているマットレスが良くないものなのか・・・。

 

 

綿谷 なるほどなるほど。いろいろ考えられるわけですね・・・。

 

 

藤原 そーですねー。一概には言えないです。ですので、その患者さんに、いろいろと聞いてみた後に、僕の判断として「筋肉を鍛えると治りますよ」と言うことができる患者さんもいます・・・ですから、ゆがみの原因が全て筋肉だとは言えないですね・・・。

 

 

綿谷 なるほど・・・あのー・・・「意識付け」というのは、患者さんに「いつも意識させる」ということですか? 意識しているから、筋量が少なくても、骨格は、ゆがまない人もいる・・・。

 

 

藤原 そーですねー。・・・結局、ゆがみは、形状記憶なんです。

 

 

綿谷 ほー。「ゆがみは形状記憶」・・・今回のインタビューのタイトル、これ、いただきます!

 

 

藤原 ははは。どうぞどうぞ、「ゆがみは形状記憶」です。・・・悪い姿勢をどれぐらいの時間、続けたかによって、身体が固まってしまうんです。例えば・・・猫背の姿勢を10秒やったからといって、その人は猫背には、ならないじゃないですか。

 

 

綿谷 まぁ、そうですね。

 

 

藤原 毎日毎日5時間とか猫背の姿勢になるような仕事をしてしまうと、その姿勢で固まってしまうんです・・・。ですので、例えば「普段から姿勢に気をつけてください」と言って意識してもらえれば、ゆがみが解消する可能性はあります。

 

 

綿谷 なるほど・・・その人の職業であるとか、あと、立ち方の癖とかですかね・・・それからあと、性格もあるような気がしますね・・・。

 

 

藤原 あー、そーですね・・・内向的な人は、姿勢が悪くなりやすいでしょうね・・・逆に、自信がある人は、胸を張って堂々としてますから、猫背にはならないでしょうね・・・それが、太った人でも、筋肉があまりない人でも、社長みたい偉い人は、猫背にならないのかもしれません・・・。

 

 

綿谷 社会的な立場とかも関係してくるでしょうね・・・そういえば、最近、藤原先生って、胸を張って生きていません? 

 

 

藤原 そうですか!

 

 

綿谷 あ、うれしそう・・・なんか、フリーランスに慣れてきたからでしょうかね。仕事に自信を持っているように見受けられます。

 

 

藤原 そうですか!!

 

 

綿谷 うれしそうだなぁ・・・僕は今まで「胸を張って生きる」のではなく「背を丸めて生きる」人生だったので、これからは、藤原先生を見習って、胸を張って生きて行こうと思います・・・。

 

 

 

つづく・・・