前回↓の続き

最初は仕事で英語を使う環境だったので、その環境を離れても折角なので継続した方がいいな、という軽い気持ちで英語の個人塾に通い始めたのだが、
 
 
週一回一時間の英語のプライベートレッスンを受け続けているうちにただ単に英語を学んでいないという意識になっていた。
 
 
この先生のレッスンで重視されていたのは会話においてもライティングでも自分の思考を発信、表現するということだった。
 
教室の窓からの景色・冬の金沢
 
貴方はどう考えますか?ということを常に問われた。
 
意見をいう度にWhy?と聞かれ、それに対して自分は何故そのように思ったのか、自問自答することが多かった。そして表現が正しいのかもわからないような、たどたどしい英語で返答する。
 
 
そこには日本語では通常使わない、自分を表現するときの主語 ''I" から始めることを教えてもらい、徐々に英語型の思考というのも感じられることができた。
 
 
今振り返ると英語を学ぶ呈で、自分を理解するためのカウンセリングのセッションのようなものだったのだろう。
 
''英語を学ぶことはロジカルで哲学的でしょ?''
と言う先生。
 
確かに日本語で考えるのとは使う回路が異なる気がした。