鍼灸施術を受ける上で、気になることのひとつが衛生面での心配です。

鍼やお灸は皮膚に直接刺激を与えるものなので、感染症などの側面を気にする方が多いのです。

昭和の時代では、消毒はあまりせず鍼も使い回しという話はよく聞くものですが、現代はそれでは通用しません。



ここでは安心してご来院いただけるよう、弊院での鍼灸の衛生管理について書いていきます。









◯鍼




鍼はセイリンという会社の作っている、日本製のものを使用していますので、品質が良く施術中に折れることもありません。

私が使うのは太さ0.14mmの鍼で、もちろん使い捨てをしています。

また施術前に手洗い・手指消毒を必ずしています。



ただ鍼と言っても私が行う鍼は、身体に刺すものではなく、鍼先を皮膚に当てたり撫でたりする手技です。

よって私の鍼の場合には、体内に鍼が入ることが無いのです。

ですので感染者のリスクや血液におけるトラブルの心配が無く、痛みや出血・内出血などのトラブルもほぼありません。



症例によってはどうしても刺す必要のある場合がありますが、そういった場合は皮膚に対して必ず消毒をしてから刺し、鍼を抜く時も再び消毒をします。

こういった衛生管理の徹底により、鍼による衛生面の心配は一切ないのです。







◯お灸




お灸は「よもぎ」の葉から作られた「もぐさ」を、手で捻って据えるものです。

原材料がよもぎですので、身体に害のある成分は一切入っておらず、自然由来・オーガニックの治療法になります。



お灸をする際にも手指消毒は必ずした上で、お灸を据える場所ごとに消毒をします。

またお灸が終わった後には、その部位ごとに再び消毒をすることで患部の感染を防ぎます。

お灸というと直接もぐさを皮膚に載せて行うものですので、一般的に行うと火傷や痕が付くことがあります。



ただ弊院でのお灸は、皮膚の上で燃え尽きる前に消してしまいますので、皮膚の火傷やお灸の痕が付くことはほぼ無く、化膿する恐れもありません。

ですので感染や膿んでしまう心配もなく、また刺激も柔らかいお灸ですので、安心して受けていただけております。



このように私が鍼やお灸をする時には、消毒や道具に対して気を配っていたり、手技を工夫したりすることによって、安心して施術を受けていただけるように努めております。

その上で、更に衛生面でご心配のある方はご相談ください。




☝️霧に包まれた大山阿夫利神社