先日、ふとしたきっかけで始めてみた「ソルトマッサージ」のご紹介です。

簡単にどういうものかと言いますと、日頃行っているオイルマッサージの際、ひとつまみ塩を加えてマッサージしていくものです。

塩は海水から作られた100%天然のものをしようして、皮膚に浸透していくようにします。



ソルトマッサージのイメージは、スーパー銭湯などのサウナに行くと、身体に塩を擦り込んで発汗させるというものが稀にありますが、それに近いものかもしれません。

身体がすっきりしデトックス効果があるように感じられて、個人的にとても好きです。



そもそも「塩」というのは、古来その白さから清浄さを表す象徴であり、お清めやお祓いなどで使われてきました。

『古事記』では、黄泉の国から逃れて来た伊邪那岐命が、身体についたあの世の穢れを清める為、日向国(現在の宮崎県)の海岸において海に飛び込んだことが、お祓いの起源とされています。

故に現在においても、海で禊をしたり修祓の時に塩水をかけたりするのです。



そのような素晴らしい性質を持つお塩なので、部屋や玄関のお清めなどには使ってきましたが、心身の浄化がご希望の方がいらしたので、不意な思いつきで施術にも活かせないかと考えました。

そこでオイルマッサージの時に、オイルを垂らした手にひとつまみお塩を加え、よく馴染ませて皮膚に擦り込んでみました。








するとオイル単体でマッサージするよりも、背中がやや赤らんで血流が良くなっているような感覚がお互いにありました。

また受けられた方は、じんわりと皮膚全体が低音カイロのように温まるという表現をされ、保温効果を実感していただけたようです。



この保温効果は温泉の効能にも通じることで、塩味のある温泉は他の泉質の温泉に比べて、温まりやすくぽかぽかが持続し易いそうです。

その理由は、塩分によって皮膚の表面に薄い膜が出来ることで水分の蒸発を防ぐ為、血液循環が良くなって保温されるからです。

水分の蒸発を防ぐという意味では、保温だけではなく保湿も期待できそうですね。



また塩の本来の性質である「浄化」についても、直接皮膚に塩を浸透させていくので、心身の内外から邪気を祓うことが期待できます。

邪気が抜けると、身体がすっきりと軽くなって気持ちが晴れていきます。

ただ科学的な根拠がある訳ではないので、信じていただける方に伝わればそれで良いのですが、内面からのデトックス効果として捉えていただいても良いでしょう。



保温性と浄化、どちらにしても身体にはよい影響を及ぼしてくれそうな感じがしたので、心身の浄化を希望される方には、改良を重ねて少しずつ取り入れていこうかなと思っています。

自然からの恵みに感謝ですね。

ソルトマッサージご希望の方は仰ってください。




※追記



海水100%でミネラルを多く含み、粒の細かいサラサラとしたお塩なので、沖縄県のぬちまーすを使わせていただくことにしました。










☝️宮崎県 サンメッセ日南