神社にお詣りさせていただく時、極力早朝にお詣りすることを意識しています。
それは人がほとんどいないということもあるし、空気がとても澄んでいて神聖だからです。
特に伊勢神宮や出雲大社といった大きなお宮は、参拝者や観光客が多く日中では、心を落ち着けてゆっくりとお詣りはしにくいです。
私が地方の神社にお詣りに行く時、基本的に前の日の夜に前泊をします。そして当日の朝、早いと4時台にはホテルをチェックアウトし、目指す神社へと向かいます。
お詣りする時間は季節によっても違いますが、だいたい日の出前くらいの時間に到着することが多いでしょうか。
境内で見る朝日もとても美しいです。
このような時間であれば、現地の人か前日に宿泊してる人しかお詣りできる時間ではないので、ほとんど人もいません。
以前伊勢神宮にお詣りさせていただいた時には、休日の早朝でしたが誰も周りにいることなく、内宮の御正殿にお詣りさせていただくことが出来ました。
こういった体験は早朝にしか出来ないことでしょう。
伊勢神宮以外でも極力早朝にお詣りするため、空気が人に乱されておらず清まっていて、時に自然への畏怖の念を感じたりと、人間という存在の愚かさを感じます。
私利私欲も消え、ただただこういった素晴らしい瞬間にお詣りさせていただけるという感謝のみが湧いてきます。
個人的な欲のための祈りは一切せず、そのような感謝の念や世の中のための祈りを込めて手を合わせます。不思議と色々なことをお祈りしようと思っても、いざ手を合わせると全て忘れてしまうものです。
神社参拝の際は、感謝の念や御祭神にご挨拶をするというような気持ちで良いのではないでしょうか。
そんなこんなでお詣りを済ませても、まだ朝の7時台くらいです。
この時間でもまだまだ参拝者も少なく、8〜9時頃になると増えてくるといった感じです。
時間が経つにつれ、神社の空気感もどんどん変わっていきます。
またこのパターンだと、早朝から活動することになるので1日が長く、それ以外の目的地も効率よく回れます。
ただ早起きしているので眠くなるのも早く、次の宿へは早めにチェックインして、食事なども早々と済ませてすぐ寝てしまいます。
そして朝すっきりと起きられる、こういった時間のサイクルだと身体がとても楽で、日々の生活習慣を正さねばと思わされます。
ここに書いてきたように、神社の早朝参拝はとても良いものです。朝が苦手な方には大変かもしれませんが、それ以上に得られるものが沢山あるでしょう。