今年もこの季節が…_(1087文字) | 快の健康日記

快の健康日記

「若々しさ」や「美しさ」、「健康」を維持していくための日々の行動や習慣を綴ったブログです。

こんにちは、快の院長戸田です。

 

こちら市川は曇り空、陽射しがなくどんよりとした空模様となっております。

 

このまま曇りが続く予報で日中の最高気温は26度、昨日に比べ少し湿度が高め。

 

週末まではまずまずの天気が続きそうです。

 

今日も引き続き手洗いうがい、換気お忘れなく!

 

では、よろしくお願いします。

 

 

 

梅雨から夏のこの時期にかけて、気をつけなければならないのが「食中毒」。

 

食中毒は一年中起こる危険がありますが、発生件数では7~9月が最も多くなるため、夏季に注意が必要です。

 

そんな食中毒を引き起こす原因は、主に「細菌」「ウイルス」「自然毒」の3種類。

 

 

 

たとえば、病原性大腸菌O-157などの細菌による食中毒は、温度・湿度ともに高くなる5~9月にかけての夏季に多く発症します。

 

ちなみに、ウイルス感染の代表であるノロウイルスは主に二枚貝などで多く発症し、気温が低く空気が乾燥する冬場に増えてきます。

 

また、キノコや野草、フグなどの自然毒は通年発症し、こちらも要注意。

 

 

 

食中毒を防ぐには、細菌やウイルスを「付けない」「増やさない」「やっつける」が基本。

 

食品を購入したときから、保存中、調理中、食事中、食後、後片付けまで、さまざまな状況で付着・増殖する可能性があります。

 

従って、生鮮食品などは最後に買い物かごに入れ、自宅に持ち帰ったらすぐに冷蔵庫で保存することが大切。

 

 

細菌の多くは気温10度で増殖のスピードが遅くなり、−15度で増殖が止まりますが、死滅するわけではありません。

 

ボツリヌス菌は、一般的な冷蔵庫温度(3度前後)でも毒素を作ってしまいます。

 

O-157は、室温で15~20分の間に2倍にも増殖することがわかっています。

 

よって、常温での放置はもちろん長期保存も極力避け、早めに食べることも予防の一つ。

 

 

 

さらに、細菌をやっつける一番の方法は、十分な加熱で殺菌すること。

 

食品の中心部の温度が75度の状態で、1分間以上の加熱が目安とされています。

 

焼き肉などは、生肉を乗せる箸と食べる箸は、きちんと分けるようにしましょう。

 

 

 

最後に魚介類に多い腸炎ビブリオは、夏場に多く発症する食中毒です。

 

特に、近海産のアジ、マグロ、イカ、タコ、貝類など、生で食べることの多い海産物は要注意。

 

腸炎ビブリオは海水など塩分のあるところを好み、真水(水道水)に弱い性質があるので、しっかりと洗うことで予防が可能です。

 

食中毒といっても、菌種によりその特徴が異なるので特性を理解して、「付けない」「増やさない」「やっつける」を意識しましょう。

 

 

今日も快の健康日記にお越しいただき、ありがとうございます。

 

明日の天気:/   27°/19°   20%