「慶_5」慶ちゃん!コーヒーでも飲みに行こうかネー | 針金師フーテンの日々☆スイス・チューリッヒ・ニーダードルフ物語

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ヨーロッパでスイスはチューリッヒでの路上テキ屋物語、ドロップアウトした青春ストーリー

寝返りを打てばお知り合い、足を曲げれば膝がぶつかりあって
首を曲げれば肩が邪魔になったりしながら、とっても窮屈です。
そのうちその窮屈さが程良くマッチしてくるのですネ。

一方がくの字になれば、それに合わせるように二人でくの字になって
うつ伏せにになれば、その近くに寄り添うように二人ともうつ伏せに
なって……これ、ごく自然で疲れない寝方なのです。
ヤッパ、調和ですか?ハーモニーが大切ですネ…… ここまで来ますと
寝息まで、スーっと言えば、ハーっと返ってくる、呼吸まで合ってくる。


国際関係もこんな風に上手く事が運んでくれたらと、その時考えたか
どうか知りませんがネ。

海外に出ると旅行者であろうが、そこに住んでいようが、一人一人は
その国を代表する親善大使であります。 Zurich でのある夏の夜、
韓国と日本の民間親善大使は国境を取り払って一つの国に……
そこ迄ならなかったにせよ、いい関係で気持ちのいい朝を迎えたのでした。

朝です、受付? いるわけないネ!
侵入者はどこでも夜忍び込むって相場は決まってます。 ルンルンで
「慶ちゃん!コーヒーでも飲みに行こうかネー」「ハーイ!」



歓楽街の石畳に散らかる空き缶、タバコの吸い殻、割れたビール瓶……
それらは人々の憂さが一晩にはき出されているかの様にあたりに散らかり
それを掃除する清掃車のやかましい音は、まぶしい朝の日差しに追われ
次第に小さくなっていったのでした。



 

 

 

慶ストーリー、いかがでしたか。
40年以上も前、ホンの一夜の出来事ですが、
楽しかった青春時代です。

いうなれば、こんな出来事が毎夜のようにあって、
テキ屋仲間と毎夜パブで飲み明かしていた日々でした。

各ページには当時はやっていて、
よくウォークマンで聴いていた曲を張りつけました。
そう、ソニーのウォークマンの発売もこの頃です。

その頃、世の中にCDって音楽媒体はなくて、
LPの時代でした、しかしステレオを持っていないと
LPは聴くことが出来ない。
旅行者として聴けるのはカセットテープでした。

 

忘れてはいけない、私がその頃よく聴いていた音源です

 

 

 

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