女子サッカーのある週末が戻ってきましたね。
どちらかというと「選手目線」で嬉しいです。
私は昔から、サッカーを観ることにあまり関心がないのでね。
WOWOW時代のリーガエスパニョーラを1番観てました。
高校に入学してから、サッカーを観ることは少なくなりましたね。
実戦でしかなかったので。
今から書くことは「やり切ってない」私のお話です。
サッカーを中途半端に引退した人の目線から書いてます。
グランパスのMCやなでしこのYouTubeを始めてから、
サポーターの皆さんは、週末を本当に楽しみにしてるんだな〜、
地元クラブを愛しているんだな〜ということでした。
選手の私にはなかった感覚。
だからぶっちゃけ、最初は感情と言葉にズレがあって。。
1つのチームを応援したことがなかったから。
ただ、サッカーが好き、それだけだった。
引退して、応援する立場になった時、最初はかなり苦しんでたかな。
わかりにくいかもしれませんが、なぜか葛藤していました。
「あれ、私もこの前まで選手側だったのにな・・・」
「この場面、私だったらこうしてるな・・・」
「このインタビューはこう答えてるだろうな・・・」
まだどこかに未練があったんでしょうね。
なんだか不思議な感覚です。
「もう私は選手じゃない」
その事実を受け入れることが、頭ではわかっていたけど、
できていなかったんだと思います。不思議。笑
でも選んでるのね、この仕事を。(^^)
やっぱりサッカーが好きで、関わってたくて。
もっとサッカーの素晴らしさを知ってほしくて。
そんな私のわがままで、今こうしてサッカーに関係する仕事をしている。
周りのおかげでできている。
でも、だからと言って、特別サッカー観戦をしたいわけではない。
サッカーという空間が好きで、ボールを蹴っている空間が好きなだけ。
だから私はきっとなでしこリーグ、Jリーグに関しての知識は浅い。
でもサッカーの近くにいたい。わがままなんだ。
そこにボールがあって、ルールがあって、勝負があって、
戦術があって、言葉では言い表せない、この空間が好きだ。
私には「選手」という変えられない過去があって、
積み上げてきたものがある。
日本トップリーグでの貴重な「経験」があって、
肌で全てを感じてきた。この目で全てを見てきた。
誰もが持っているわけではないものを、持っている。
神様に、なぜか与えてもらえた。
どう使えば良いかわからない部分もあるのだけど、与えられた。
そして、誰よりも理解していると思えることは、
サッカーというスポーツの素晴らしさ。
フットボールの奥深さ、可能性。
変えてくれた。私を。
育ててくれた、私という人間を。
この経験と、なんとも言えない感情は、誰にも奪われることはない特別なもの。
だから、サポーターさんの気持ちは全て理解できないけど、
私の立ち位置も、きっと誰にも理解できない。
まだサポーターではない、でも、もう選手でもない。
なでしこ開幕嬉しい!J再開嬉しい!
でもきっと「嬉しい」が私は人とズレたところにある。
わがままですが、もう少しサッカーのそばに居させてください。
そんなことを感じた、なでしこリーグ開幕の日です。
2020/7/18ね。
ちなみに、母親の誕生日です。ママ、おめでとう。
ゆか
♡
吉野有香 Yoshino Yuka
元なでしこリーガー、サッカー指導者、メンタルコーチ、起業コンサル、SNSコンサル
ただのサッカー大好き人間です。
いつか女子サッカークラブのオーナーになることが夢です。本気です。