夏の法事 | 普段、着物で家事育児してます☆ミ

普段、着物で家事育児してます☆ミ

殆ど毎日着物を着ています。家事・育児・仕事にも着物で行きます。着物生活の悲喜交々や自分の趣味に奔走する日記。

義伯母の法事でした。


義母の兄姉とも義母とは親子ほども年が離れていたこともあってか、私が嫁(き)てからはもう親戚づきあいの行き来が少なく、自分の娘時代も実母がそういうお付き合いが苦手だったせいもあり、こういうのってなかなかない機会で、こうして嫁いだ先で親戚との縁を強く感じて、法事ではありましたがとても嬉しく楽しい時間でした。

 

 

いつもの美しい御経で供養して頂いた後、菩提寺からは少し離れたところにある古い一軒家の洋食レストランでお食事。そこから駅へ移動してお茶をして、帰り際に、娘と歳の離れたはとこくんがティッシュに包んで娘にお小遣い(お小遣いっていうよりむしろ大遣いっていう金額だったのだけども…)をくれてね。


「のんにはなかなか会う機会がないから、お年玉とかなにもしてあげてないから。おれもばあちゃんによくこうやってティッシュに包んでもらった」

 

なんだろうね、自分にもそういうことがあったなあって。両親以外の人が自分を名前を呼び捨てにするその近しさや、しばらく会ってない間のいろんなことなんかもうぜんぜん関係なくて、大きくなったね、いい子だね、って可愛がってくれて別れ際に「お小遣いだよ」って頭を撫でてくれる感じとか、本当に数えるほどしかなかったけれど、でも確かにそういうことがあった。その思い出す感じが、「原風景」っていう気がして。

 

はとこクン、綺麗なおねえさんを連れてきてくれてね。もうすぐお嫁さんに来るんだよ。帰り際に「なんか緊張しちゃった」って彼女が言ってって、うんうん、分かるよ、分かるよって頷いた。

 

それこそ私が嫁に来てまだ数ヶ月だったか、義祖母が亡くなってその時にはじめてそのはとこくんに会って、

「萌え蔵ちゃん(仮)のお嫁さんなの?俺、一人っ子だからちっちゃい頃は萌えちゃんのこと本当のおにいちゃんみたいに一緒に遊んでもらったんだよ」

って話しかけてもらって

「あぁ私ここに嫁に来たんだ、本当に。この家の子になったんだわ」って思ったんだよね。

 

なんかさ、面白いよね。血縁ってやっぱりすごいなって思う。

義祖母が、義伯母がこうやって逢わせてくれてるんだなあって、しみじみと感じました。
 

 

 

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三回忌で、色無地に黒帯、黒の小物。ものの本によれば親族でなければそろそろ三回忌あたりでは地味目の小紋や帯周辺を薄めていってよいみたいですが、義叔母の晩年は私たち家族が実の家族のようだったし、もっと単純に言って洋喪服の中にあっては気持ち的に落ち着かないのでまだまだ黒で参りました。義祖母と父の次の回忌くらいなら帯揚げ、帯締め位は薄めてもいいかなあという気がしていますがその時になったらまた考えようかな。

着物は、ひとつ紋でただの色無地なら色々使い道がありそうなんだけど、実はこれは弔事専門なんだな。。。。
蓮の花がうっすらと地紋に。

 

 

暑いので、お扇子を持ちました。先日の露草を持ってたら義母に「こっち持ったら?」と言われて般若心経のお扇子を。

義母は黒い無地のお扇子を持ちました。

 

 

 

先日も借りたんだけど、一本あるといいな。

 

小奈津


 

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