出しちゃったらこっちのもん!って感じで真夏の綿着物をまた着ました。
しかも、しかも、しかも!!!
夏の帯で…!
この日はどこ行ったんだっけ・・・・一応お出かけ着物なのですが、今回はもっと大事な記事となります~。
↓こちら、いつも短くて柄が出ない帯。多分去年などは一度も締めていないような気がする…。
さぁ、今日は柄を出すのが難しい(自分にはw)短い名古屋帯を柄が出るように巻く(締めるではない)の、第二弾としてお太鼓編を記事にしたいと思います。
では早速。
途中までは全通の時と同じく、まず、お太鼓の方を先に背中に乗せてしまいます。
1. お太鼓の上にしたいところに帯枕を置いてよっこらしょっと背負う。
このときに、胴の方が下に出てきます。
私は右側から出していますが手が逆の人は左側からですよね。以下の文章も右と左を変えて読んでくださいますように…。
胴の部分の柄はもう出さなくてもいいです、それより締め心地の方を優先したいです、と言う人はこのまま胴のほうを2回巻いてしまって、残ったテをお太鼓を作った中に入れてしまいます。全通のときにやったとおりです。→コチラ
今回はせっかくの胴の柄を出してみよう、それもできるだけ締めた気がするように、ということでやってみます。
2. 右下(手が逆の人は左)からきた胴の柄が表になるようにしてテ先側を内側へ折り込みます。締めたぞと思える位の胴部分を確保したいのでここで左側に少々前方へ腕をそこそこ伸ばした分くらい、バレリーナがポーズをとるくらいの位置かな、そのあたりに「わ」を取ります。これが多分、自分の脇から30センチ~45センチくらいになると思う。そうすると、その「わ」を背中側に持っていった時に背骨よりもほんの少し向こう側へ行くと思います。これが締め心地を左右するのではないか、とこう思うとります、はい。
絵が雑です(笑)
で、左側に「わ」をとって内側に折りこんで「テ」になるべき端っこが右側に余ります。(というか余らせます)
お太鼓をいつもの手順で締めたときのことを考えると、この「テ」は胴の上方から出ていると「それらしい」はずだと思うのですがこれがなかなか難しくて、というのも今この絵ではこのテが前方に出ていますが実際に巻いているとこれはかなり後方(背中側)になるのでなんかこう、手が捩れる・・・。
で、私の現実ではこの「テ」が下から出てきます。でも最終的にはお太鼓の中に入れちゃいますのでそんなに気にしなくてもいいんじゃないかと思う。
3. 「わ」を背中へまわしてできたら、右手で「わ」の下のほうを持ってぎゅっと引きます。これでやっと締めたのか(仮想)という気になれます。
ここで「仮紐」を締めます。お太鼓の下を通して胴だけを締めておきます。
4. あとは全通のときと同じく、お太鼓を作ってから、右の下方(現実の方)をお太鼓の中に入れて、帯締め(本番用)を掛けて締めます。
仮紐を解きます。
この帯の巻き方の理想としては胴を作るときに「わ」の位置をたっぷり取りつつも、「テ」として余る部分が「アラ」を隠せる程度に長さがとれると良いのですが、そもそも「短くて」柄が出にくいからこの結び方をしているので(笑)実際にやってみると現実には「わ」の位置がそれほどたっぷり取れなかったりやっぱり「テ」がもちゃっとしちゃうくらいしか取れなかったり・・・ということはあると思います。
まぁ、本当の理想っていうのは、自分がやせてこの程度の帯をちゃんと締められるようになるってことです…(涙)
この帯の巻き方の嬉しいところは単純に柄を出すために引いたり戻したりという手順を最低限にできるからお太鼓を綺麗に保てるということ。帯の長さは変わらないけれども、ある程度ほんの十センチやそこらだとは思うけれども長さを稼ぐことができる程度のことですよね(悩)
実際、着物は帯がないとぐずぐずになるわけではなくて、着物そのものは腰紐や伊達締めで抑えているわけなので帯は見た目だけといえば見た目だけのためのものですし・・・ということなら非常に有効だと思います~。
↓ 背側、実写。
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