蒸し鶏と小松菜・にんじん・ひじき・黒ゴマの和風マヨあえ[気虚/血虚/気滞/陰虚] さまざまなタイプの更年期症状に。胃腸の働きを良くして体力回復、貧血予防、イライラ防止。潤いを与え美肌にも♡老化予防に黒い食材。作り置きしておきたい副菜です。
八王子から、こんにちは。
東洋医学的食養生・薬膳について、書いています。
体質・季節・食材の性質をふまえて
食材を組み合わせるのが薬膳です。
むずかしく考えずに、毎日の食事にその考えを取り入れて
食べるものを選べたらいいですね。
「薬食同源」日々の食事こそ、まさに、これ良薬!
酸・苦・甘・辛・鹹
漢方や薬膳を知るうえでのポイントは7つ
① 陰と陽・・・相反する関係のバランスをとることが大切
② 五行説・・・あらゆるものは、木火土金水に分類できる
③ 四気(五性)・・・食べ物の陰陽の性質を5つの段階に分けたもの
④ 五味・・・五行に基づき導き出された5つの味のこと
⑤ 気血水・・・たえず体をめぐり、体を構成するもの
⑥ 五臓六腑・・・臓器を体の機能や働きで分けたもの
⑦ 帰経・・・五味と対応する五臓六腑の組み合わせ
④五味
食材を、その持ち味から、サン酸(すっぱい)・ク苦(苦い)・カン甘(甘い)
シン辛(ピリ辛い)・カン鹹(塩辛い)に分類します。
これを食材の「五味(薬味)」といいます。
単純に舌に感じる味だけで分けられているのではなく、
その味がもつ機能によっても分類されています。
東洋医学では、この五味と人体の五臓(肝・心・脾・肺・腎)と
五腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱)の関係を重要視し、
五味はそれぞれ五臓・五腑に対応し、
それぞれの機能を高めたり、損ねたりすると考えています。
食材や中薬がからだのどの臓器に影響し働きかけるかを表したもの。
つまり、道しるべです。
これを⑦帰経といいます。
例えば、スイカとバナナは五性は寒で五味は甘なので、
どちらにも体にこもった熱を冷ます作用があります。
帰経は
スイカは心、胃、膀胱→イライラした気持ちを和らげ、のどの渇きを改善
バナナは脾、胃、大腸→腸内に熱がこもって出にくくなる便秘を改善、
栄養学からみてもスイカ、バナナは
カリウムが豊富でナトリウムの排出を促進するのでむくみを改善します。
夏のイライラしている時にはすいかを食べると良い、とは知りませんでした
帰経を理解できると、自分の体質に合わせた食事を知ることができます。
色で帰経を判断する
食材の帰経がわからない時、
色で五行を照らし合わせて判断することができます。
例えば
赤い小豆の帰経は心
黒豆は帰経が腎になります。
黒い食べ物は精をつけると聞いたことがありますか?
腎は成長・発育、精力、知力、
またエイジングとも関係する骨、脳、足腰、髪、ホルモンなども指します。
生命の源である「精」は「腎」に蓄えられます。
「精」がつく食べ物を食べ摂ると、「腎」を活性化させ、
若々しく元気な状態を保つことができるのです
更年期は黒い食材を食べましょう!
黒ごま、うなぎ、牡蠣、黒豆、くるみ、黒米、干し椎茸、黒きくらげ、
ごぼう、くり、カツオ、ひじき、のり、わかめ、黒酢 など
黒ごま、くるみ、干し椎茸、きくらげ、ひじき、のり、わかめ、は常備ですね