緊迫した状況の中、急に笑い出す新山。
皆大した役者だと言って本性を現せと言う。
ここで初めて、瀬戸、小暮、加納の正体が発覚する。
彼らは中野署の刑事だったのだ。
瀬戸「本当は、佐藤です。」
小暮「江藤です。」
加納「加藤です。３人揃えば…」
小暮「加藤!!」
な～んて面白いシーンを挟みながら緊張のシーンは続きます。
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佐藤、江藤、加藤の３人がなぜ西園寺の近辺を調査していたかというと、西園寺の妻から電話があったからだった。
西園寺が会社の金を横領しているようだ…と。
そこで調査に乗り出したが、実際に横領していたのは乗峯だった！
そして、西園寺の妻の居所もようやく発覚する。
西園寺は身に覚えのない濡れ衣に妻と喧嘩をして、妻との結婚を決めた思い出の地に２人で旅行に行き、なんと妻を渓谷に突き落としていたのだった!!
新山は佐藤(瀬戸)が西園寺に残していたメモを取り出し読み上げた。
「今ならまだ間に合います。どうか、自首して下さい」
佐藤は調査の為に西園寺に近付いたのだが、すっかり西園寺に同情してしまっていたのだった…。
佐藤と江藤によると、西園寺の妻は魚釣り客に見付けられ病院へ運ばれたそう。
重体だったが、現在は回復に向かっており、明日にも意識が戻る見込みとのこと。
そして３人の刑事は、乗峯と西園寺を連れて行こうとする。
これにて事件は解決したかと思われた…。
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しかし突然、橘が喋り出した。
佐藤(瀬戸)、江藤(小暮)に散々騙され続けて疑心暗鬼になっていた。
乗峯くんの横領も、西園寺くんが奥さんを突き落としたのも嘘でしょう！？全部嘘なんでしょう！？
と、我を忘れて喋り続ける。
「だいたい、私はマネージャーなのよ！？彼女のスケジュールは全部私が管理してるの！西園寺くんが突き落としたのっていつよ！」
「おととい…」
「一昨日！？一昨日はねぇ、ずーっと一緒にいたのよ私が！私が突き落としたのよ!!!!!」
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橘は、仕事にかまけて家のことを何もしない妻の世話を全部した後に自分の仕事を始めて日に日にくたびれていく西園寺を見ていて、気の毒になっていったという。
西園寺が会社の金を横領しているかも知れないと西園寺の妻に言ったのは橘だった。しかし、西園寺の妻が警察に通報までして事が大きくなるとは思っていなかった。
一昨日、話をする為に西園寺夫妻の思い出の渓谷に呼び出したが、言い争いになり突き飛ばしてしまったそう。
そこまで説明して橘は脱力し、西園寺が可哀想というのは言い訳で、マネージャーがワガママなタレントにカッとなって突き落としてしまったのだと殺意を認めた。
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浮世絵の話しは、西園寺と乗峯が今手掛けている映画「ストロベリーミルクシェイク」から、浮世絵の贋作が見付かるという所を用いて佐藤、江藤、加藤、西園寺、乗峯が演技していたのだった。
新山は、たまたま居合わせてしまっただけだった。
最後に西園寺は聞いた
西園寺「彩ちゃん、なんでこんなこと…」
橘「…。わかんない」