占領された胃袋 | 武庫之荘にある鍼灸院

武庫之荘にある鍼灸院

兵庫県尼崎市武庫之荘で鍼灸院、整体院をしているのぞみ鍼灸院・整体院のブログです。

日本人の胃袋はすでに占領されている。

以下、山田博士先生のメールより転載。

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今日日(きょうび)、包丁一つ握らないような人には、寂しい結末
が待っているように思います。
いやいや、別にあなたを脅かそうとしているわけじゃありませぬ(笑)。
ぼくの周囲の人たちなどを眺めていますと、「なるほどなあ……」
と思わせる事例が、なんとも多いんですね。
そうじゃなくても、皆さんがご存じの「著名人たち」の顔を、ちょ
っとばかし、想像してみて下さい。
どうです。
ぼくの言うとおりじゃありませんか。
違いますか。
たとえどれだけ仕事ができても、どれだけ有名になっても、ある日、
家族崩壊になり、みんながバラバラになる原因の大きな一つに、「み
んなで料理をしない……」という簡単な行為が挙げられるんですね。
まさか、そんなことが……と、もし思われるなら、しばらく、外食
だけで暮らしてみて下さい。
その内容の問題だけじゃなく、「包丁を握らない」というだけで、
家族の間がギシギシしてくること必至です。
いつもぼくは叫んでおりますが、どれだけ時間がなくても大丈夫。
男も女も子どもも老人も、みんな可能です。
料理なんて、まさしく「大人の遊び」。
ヘンにこだわるのじゃなく、「軽~い気持ちで重~い内容の料理」
を、それこそ「鼻歌まじり」でお作り下さい。
あなたの背中をヨイショと押す役目が、今回のこの作品となってい
ます。難しいものでもなく、誰でも可能で、しかも旨い。

以前にも述べましたが、1945年から戦後のある期間、日本を占
領したGHQ(連合国最高司令官総司令部)から提供された「キッ
チンカー」が、全国各地を走り回っていました。
そんな事実、ご存じでしょうか。
そして、ぼくたちの先祖さんたちが血と汗と涙で培(つちか)って
きてくれた「日本の伝統料理」が、それこそ根こそぎに破壊されて
しまったのです。
驚かないで下さい。
当時、廃墟となった日本という国には、この「キッチンカー1台」
を買うお金さえなかったんですね。
そのお金はGHQから出ました。
と言うより、彼らがそうして、日本の食事を破壊し、小麦や乳製品、
肉中心の「貧しいアメリカの食事」を日本人に押しつけようとした
わけですね。
これは、将来の食糧戦略を考えてのことでした。
将来、日本が立ち直ったら、必ず小麦や肉を買ってくれる。
そういう魂胆(こんたん)だったわけですね。
そしていま、その「戦略」は、彼らアメリカ人さえも驚くほど、こ
の日本に定着し、街の隅々にまでアメリカ料理……つまり、ファス
トフード店が氾濫することになりました。
そうですよね。
本当に悲しい事実です。
そして恐ろしい事実です。
日本人が日本人の料理を食べずに外国人の料理を食べる……。
そしてその客としてそのような外食企業たちに貢献したのが、戦後
生まれのぼくたち団塊(だんかい)の世代でした。
なにしろ、子ども時代から学校給食でパンや牛乳に慣らされ、大人
たちは先述した「キッチンカー」によって、油いため料理や小麦料理、
乳製品料理に慣らされてきた、わけですからね。
ファストフードが、全国に広まるのも、目に見えていたのです。
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