セイリンの鍼ができるまで
皆さんはセイリンの鍼灸鍼がどのようにして造られているかご存知ですか?
ディスポーザブル(使い捨て)鍼で知られているセイリンの鍼灸鍼ですが、皆さんのお手元に届くのは、包装・箱詰めされた製品となった状態です。
「この鍼はいったいどのようにして造られているのだろう・・・?」
と、疑問に思ったことはありませんか?
ココでは簡単にセイリンの鍼の製造工程をご紹介したいと思います。
ステンレスワイヤー君:こんにちは!ボクは鍼の原料となっているステンレスワイヤーです。
これからボクがどうやって鍼になるかを簡単に紹介します。
ステンレスワイヤー君:まず、匡正(きょうせい)です。
曲がったボクの体を真っ直ぐに伸ばす作業をここでは行います。
その後、それぞれの鍼の長さに切断されます。
ステンレスワイヤー君:次に研削(けんさく)。表面を削り滑らかにします。
ボクはここで削られてずんどう体型からシャープな体型に
生まれ変わります。
すっかり鍼らしくなりました。
ステンレスワイヤー君:洗浄(せんじょう)…つまりキレイに洗われます。
ちなみに、この工程以降から最終工程まで人の手に触れず
ボクは鍼になります。
ステンレスワイヤー君:いよいよ組立(くみたて)です。
鍼柄※1(しんぺい)と鍼管※2(しんかん)が取り付けられます。
鍼管と鍼柄は超音波溶着※3され、使用時に片手で簡単に鍼管から取り外せるようになっています。
※1 鍼柄(しんぺい):鍼の柄となる部分。
※2 鍼管(しんかん):鍼を覆っている筒。
※3 超音波溶着(ちょうおんぱようちゃく):樹脂に超音波振動を与える事により、発熱させ、溶かして
樹脂同士を付けること。
自動包装機で無菌を維持できるシールの状態を厳しく管理してボクを包装箱詰めします。
ステンレスワイヤー君:滅菌(めっきん)
エチレンオキサイドガス(EOG)を使用して滅菌されます。
滅菌後、製品と一緒に滅菌器に入れた、指標菌※4を取り出して7日間培養して、菌が生存していないことを確認しています。
※4 指標菌(しひょうきん):当社で使用している滅菌ガス(EOG)の種類に、
一番抵抗が強いと言われている菌。
ステンレスワイヤー君:セイリンの鍼灸鍼は独自に開発した自動生産システムと徹底した各工程品質検査により、安心してお使いいただける鍼として皆様のもとへ出荷されます。
いかがでしたか?
ここでのセイリンの鍼についての紹介が少しでも皆様のお役に立てたら嬉しいです。
今後も弊社製品を宜しくお願い致します。