8/1(木) 今日の市場感想と明日の注目銘柄 | クマ吉の株投資徒然草

8/1(木) 今日の市場感想と明日の注目銘柄

はい、皆さんお疲れ様です

本業が忙しかったのと、ちょっと夏バテ気味で調子悪いです

今日、ようやく本業が落ち着いてきたので、明日からは少し楽になるかなと

ただ、体調がシャキッとしないので、更新できるかどうかわかりません

 

では、ヘロヘロ状態ですが、いつもの行ってみましょう

 

◇今日の市場感想

 前日比マイナス320辺りで寄付き、初手から売り炸裂

 10時過ぎまで延々と売られ続け、38000を一気に割り込んで今日の最安値まで下落

 そこからは38000を割ると困る投資機関が必死の買いで応戦

 何とか「38000割れは下げ過ぎ」感を出して、投資家に買い煽りを入れる事に成功しました

 しかし、初手の下落で一旦抵抗した38200は突破できず

 ラスト1時間は38100を境に微細な挙動に終始し、そのまま引けました

 最終的に前日比マイナス975、始値からも655ほど下落しています

 業種別では下げ33と逆パーフェクト、所謂「全面売り」でした

 

◇明日の注目銘柄

・日東紡績<3110>

 今期経営を33.3%上方修正

 

・日本製鉄<5401>

 今期経営を13.3%上方修正

 

・住友電気工業<5802>

 1Qが前期比3.4倍増とロケットスタートに成功し、通期予想を4.7%上方修正

 

・JVCケンウッド<6632>

 1Qが前期比58.3%増で着地

 

・コナミグループ<9766>

 1Qが前期比43.3%増で着地

 

・M&A総研HD<9552>

 100万株or25億上限の自社株買いを発表

 先日の決算でそこそこの内容も一気に売られ、株安に歯止めを掛けたい印象の自社株買い

 3Q累計が前期比98.4%増も上方修正無し、かつ利益率の低下が嫌気されている模様です

 はたして、自社株買いで下落がストップするでしょうか?

 

・トヨタ自動車<7203>

 本日場中決算で一瞬上げるも一気に下落しました

 内容は「良くも悪くもなく」と言ったサプライズ感の無い印象

 ドル/円の乱高下で先行き不透明感もあり、不正問題も再燃

 この辺が嫌気されたのか、大きく調整されています

 3月後半からの下落基調が顕著で、どこで底打ちできるか

 1年までチャートを広げると、一応現状の2700辺りが抵抗ラインですがその下となると2500

 ここまで調整されるかは微妙ですが・・・

 

と、こんな感じでしょうか

今日の日本市場は、投資機関の必死買いで何とか38000を維持

ただ、日本の利上げと海外の利下げはほぼ確定状態で、これがどう響くでしょうか

結局、事なかれ主義で海外とは逆の金利政策を取ってきた事、大企業を甘やかしてきたツケを払う事になっています

新NISA枠の買い特需がありながらの挙動ですからね

こうなると「なんだよ、日本株はやっぱり駄目じゃん」と、海外枠の投資に向く可能性があります

すると特需枠が無くなり、更に買い支えが薄くなって・・・なんてこともあるかなと

 

あと、最近大企業で続発している「不正問題」

これは「技術・信頼」で優位性を保ってきた日本企業としては、マジでヤバい状況です

この優位性を保てなくなると、「じゃあ、C国産の『安かろう悪かろう』でいいや」となる

勿論、日本製品の信頼性はC国産のゴミと比べれば、多少の不正があったとしても比べ物になりません

ただ、一旦不正が出てくると「まだ何かあるんじゃねーの?」となります

実際、トヨタ自動車の新たな不正発覚は、トヨタから「もう不正はありません」と国に報告があった後

これは流石に印象が悪い

 

「信頼度」が落ちた場合、日本製品は「高くて信用できない」物になります

判で押したように「現場との風通しが悪かった」なんて嘘言ってる暇あったら、企業の上層部は真剣にこの問題に相対しろよ

日本製品、終わっちまうぞ?

 

さて、NY市場に目を向けてみると、若干の持ち直し感が見られます

大統領選の諸々もある程度織り込んで、調整段階は終わったと見る投資家が増えたのでしょう

しかし「じゃあここからバキバキに上昇するか」と聞かれると、そりゃ分かりませんw

何となくですが、トランプの「行き過ぎた発言」でハリス氏に風が吹いてると見る投資家も多そう

トランプ信者も「今更人種云々言わず、政策面での話をしろ」となるでしょう

この辺の押し引きがトランプは分からないようで

優秀なブレーンは付いているんでしょうけど、登壇すると自分を抑えられないんでしょうね

行き過ぎた発言を繰り返すと「危険思想の持主」と見られる瞬間がやってきます

そこまで行くと信者も離れてしまうので、トランプが「大人になれるかどうか」でしょう

まぁその辺も含めて、まだまだ予断を許さない状況かなと

 

さて、今日も市場について気持ち悪いニュースを紹介

先日の話ですが、「日経平均が場中で一時1000越える上昇」と言うニュース

その日の日経平均は終値ベースで前日比プラス800程度で終わっています

 

「一時の上昇幅」に何の意味があるんですかね?

 

これは翌日の新聞の経済欄にも出てて、「東証、一時1000円高!!」みたいに

ぶっちゃけ、こいつら何を言ってるんだろうって思いましたよ

 

例えば野球でもサッカーでもいいです

開幕直後、一時的に首位だったチームが最終的に最下位で終わったとします

ここで監督が、「いや、開幕直後は首位でした」とコメントしたらどう思いますか?

「何言ってんだ、こいつ」ってなるでしょ

これと同じことを、証券会社や新聞社がニュースとして出している

日本の経済ニュース担当が、異常にレベルが低いと恥ずかしくなる話です

担当者に聞きたいですよ、「一時の上昇幅を出して、何の意味があるの?」って

ホント、笑っちゃいますよ、苦笑・失笑ですけどねw

 

さて、本来の姿に戻ってきた日本市場、明日はどんな動きをするでしょうか

全面安な展開なら、決算IR銘柄の後乗りをお勧めします

今日のアドバンテストが好例ですね

地獄だった半導体・AI関連で唯一と言って良い上昇

しかも上値スタートから、キッチリ陽線と言う事なしです

地合いがキツイなら、「理由がある銘柄」に絞るのが一番

板状況にもよりますけど、「底値付近だから」と言うのは今の地合いでは理由にならないかなと

「全体的に厳しい」と考えれば、自ずと触る銘柄は決まってくるものです

普段触らない銘柄で商いするのは怖いですが、理由のない銘柄を触るよりは良いでしょう

 

では皆さん、明日も頑張りましょう