NHK人間講座 ご参考

”きれい社会”の落とし穴(5)




アトピーのないカリマンタン島の子どもたち


 彼らは決して、食料や衛生環境がいいわけでないのに「健康そのもの」に見えるのはなぜだろうか。彼らの糞便を検査してみると、なんと全員が回虫や鞭虫などの寄生虫に感染していることがわかった。


はれちゃんの『泉のほとりは健康へのまわり道』

 人なつっこくまつわりつく。陽気で温かくおおらか、おまけにとてもはつらつとしている。

 

 とくに瞳の輝きがすばらしい。いったいこの明るさは、どこからきているのであろうか。少なくとも、現代の日本の子どもにはみられない顔であった。そういえば、30年前の日本の子どもの顔も、現代の子どもよりははるかにはつらつしていたことを私は思い出した。



 1995年の春にはこんな事件が起った。インドネシアのバリ島から帰った日本人がコレラにかかったのだ。2月以降200人を超えた。ところが、「コレラ患者が出た」と騒いでいるのは日本だけだった。現地人はもちろん、日本人以外の外国人にも一人もコレラ患者はでなかったのだ。
はれちゃんの『泉のほとりは健康へのまわり道』