『お櫃』って~??ほんわか~(^▽^) | 08harusanさんのブログ

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ちょっぴり懐かしく、ほんわかした記事です★



青々とした竹が温かみの色にー!


ひと手間かかってもよい道具には行動を促し、習慣へと導く力があります。

5年前、友人からお櫃(ひつ)を贈られました。
曲げわっぱに詰めたご飯がとてもおいしくなるので、同じ秋田杉のお櫃をいくつか欲しいと思っていたところでした。

お櫃は短冊状の板で囲んだ桶です。
たがには青々とした真竹が使われ、その竹を採る時季は、今ごろ2、3月だと言います。
作り手の「樽冨かまた」の鎌田さんは「成長が止まっている冬の時季は、竹が水分を吸っていないのでカビにならない」のだそうです。

近頃は土鍋でご飯を炊く人がお櫃にも目に向けるようになったと聞きます。
台所にお櫃を置くだけで美味しいご飯が浮かんできます。


おいしくするのは200年もの年輪を重ねた秋田杉です。
木目がまっすぐ並ぶ「柾(まさ)目」の桶は、水を通さない酒やみその醸造樽の「板目」と異なり、炊きたての水分を吸収し、呼吸するため、翌日までおいしさが続きます。
使った後、たわしで洗う手間はかかりますが、柾目に沿ってゴシゴシ洗うと清々しい気分になってきます。

1日と15日に赤飯で健康を願い喜ぶ風習を知りました。
炊き上げた赤飯をお櫃に移すと、いっそうふっくらつやつやとして神々しいほどです。
ありがとう。茶碗によそう毎月の節目が4年続きました。


昨年2月、叔父が亡くなり1年がたち、久々に赤飯を炊きました。
お櫃のふたを開けると、そこには変わらず1粒1粒ふっくらとしてつやのある赤飯がありました。






「お櫃」って、皆様はご存知ですか??

おはるおばちゃんが幼いころは、竹のものだけじゃなく、漆塗りのお櫃などもあったように思います…
今は亡き母親が、お櫃の圻に付いた米粒を濡れふきんで拭き取っている姿が思い出されます…


竹のお櫃ー
ご飯が本当に美味しそうですねぇ(≧∇≦)
使いこんでいくうちに、だんだん温かみのある色に変わっていき馴染んでいく。
日本には生活に活きている道具が、まだまだたくさんあるのですねぇo(*^▽^*)o