今日はネタバレを一つ。


ラス前のバトルで登場する龍二匹についてです。(こう書くと、まるでゲームの攻略にしか思えないな…)

実はあれ、劇団員の手作りなんですね~。


皆で、あーでもない、こーでもないと言いながら、頭を悩ませて作りました。


ちなみに頭の骨組みのデザインは、松宮かんなで、作成は、なんと!西村太一が一人で仕上げたんですねえ。

彼は、前回の草薙では、姉猾、弟猾の骨の武器や、ヒメオの出刃包丁なんかも作ったりする、演技と共に、実に器用な男でして。


ファンンタジーを標榜する劇団としては、非常に頼りになる男です。


で、龍の胴体部分なんですが、これは皆で一緒に作りました。


一応、デザインは僕がアイデアを出したんですが、龍の方は、真っ白な布に、青のラインを皆で縫いつけたもので、蛟のデザイン、 これには僕、こだわりまして、手形を、ベタベタつけることにしたんです。


なんか汚れた下水道の雰囲気と禍々しさが、すごく出るんじゃないかと思いまして。


そして、墨汁でみんなでベタベタと手形をつける事にしました。


おお、これはすごい!きっとものすごく、恐ろしい模様が出来るに違いない!そう確信しました。


結果


…なんか地味だね…


そう、やたら地味なんです。


そこで今度は、朱色の墨汁で、みんなでベタベタと手形をつける事にしました。


おおぅ、これはすごい!きっと血みどろの、呪わしい龍が生まれてしまうに違いない!


結果


…なんか、華々しいね…


そう、今度は、どこか華やいでるんです。しかも何処か可愛らしい。


まるで、小学校のクラスの卒業記念制作のような、そんなかわゆらしさでいっぱいの模様になりました。


そこで僕、固まりました。


「おかしい…思ってたのと違う…」


やばいな…もう、デザイン、何も考えてないぞ…と、やんわりと焦りの感情が、僕の心に湧き上がり始めた時、


「もっと汚しかけた方がいいんじゃないっすか?」


と言う、野上のあまりにも最もで、男前な発言に


「おお、その通りだとも!よし、みんなで汚しまくれ!」


と、軽い提案に即効で乗ってしまいました。


しかし、そこはそれ、一度、汚しをかけてしまえば、二度と取り返しの付かない布。 決して失敗は許されないぞと、墨汁の入ったバケツを片手に、緊張していた矢先


「パシャ。パシャ。」


僕の背後から、何やら水を撒き散らす音がする。

思わず振り返ると、そこには、嬉しそうに墨汁を撒き散らす福津屋の姿がありました。


一瞬、怒ってやろうかと思ったのですが、そのラフさが意外にも、いい効果を生み出している。


よぉし、それじゃあ、あのラインでいこうと、皆で手足を墨汁で染めながら汚しをかけ、そして、様々な色のラッカーや、カラー絵の具でさらに塗装を施し、あの蛟の模様が完成しました。

皆様、手形は確認……出来ませんでしたよね。僕ですら、よく解んなくなるほど、汚しかけちゃったから…


以上、ネタバレ、こぼれ話でした。


今日はここまで。