脚本執筆のため、再び図書館へ。

犬の資料をあさるが、あまりいいのが見つからず、少し気分を変えたくて、児童書のコーナーへ。

そこでシートン動物記と再会。懐かしさから思わず手にとって見てみる。

「オオカミ王ロボ」、「伝書鳩アルノー」、「灰色大グマの伝説」…どれも僕が大好きだった物語たち。

そう言えば、小学校3、4年の時は、このシリーズとファーブル昆虫記が一番のお気に入りだったっけ…

どれも、その頃、隣に住んでいた野口さんからもらったもの。

こないだ田舎に帰った時、その頃住んでいた借家の辺りをうろつくと、すっかり国道に変わっていた。

今何処にいるんだろうなあ、野口さんたち。そんな事なども、ぼうっと思いつつ、資料と一緒にシートン動物記も何冊か借りて帰る。

そして夜、小学校時代の僕がいつもそうしていたように、床に寝そべり、そばには温めたミルクと塩センベイを置いて、シートン動物記を読みふけった。

古い本の香りとホットミルクの細い湯気、それに塩センベイのしょっぱさが、しばしの間、僕を遠いあの頃へと連れて行ってくれた。

脚本執筆の合間の、ほんのひと時の休み時間。 

犬の休日…