金柑(きんかん)が好き。
毎日食べたい。
そのままガブリとかぶりつくこともあれば
クリームチーズやヨーグルトと一緒に。
モッツァレラチーズと蜂蜜で食べるのも好き。
サラダにもスライスして入れて食べる。
金柑が好きになったのは
宮崎の「たまたま」に出会ってから。
酸味もあるけど甘味とのバランスが良く
大ぶりなので食べた時の満足感が大きい。
シーズンは切らさないように買い置きして
毎日食べる。
そんな金柑の昔々の思い出。
私の姉が仲良しの先輩に金柑の枝をもらった。
実がいっぱいついていて
黄色い丸い実が可愛くて、しばらく玄関に飾っていた。
何でも縁起が良く、この金柑を家に置いていると良いご縁があると
分けて下さったのだそうだ。
ある日のこと。
姉の悲鳴が聞こえた。
金柑が、金柑の実が。。。。。。
見ると明らかに数が減っている。
これは縁起が悪い。。のか?
必死で否定していたが
果物好きな父がこっそり食べたらしい笑
24歳を過ぎるとクリスマスケーキの売れ残りのように
扱われた時代。
結婚に向けてご縁を願っていた姉は泣いた。
そんなにも切羽詰まって考えてしまう時代だったのだ。
その年はご縁がなく、次の年の金柑のシーズンにリベンジでいただいた金柑の枝。
もう今度は父も食べることはなく、
姉にはとても良いご縁があり無事に結婚とあいなった。
金柑を食べるたびに思い出す。
まだ、父は生きているが、
姉が泣いている姿を見てうろたえた父の顔を思い出すと
可笑しく懐かしく
あの時代の匂いまで甦ってくるようなそんな気がして。
今日もまた金柑をかじりながら
昭和に想いをはせます。