ある朝の、あれは転落事故でした。
私は、第2子を妊娠中で、
予定日まであとひと月、という臨月期。
いつ産まれても良いですよ、と言える、
そんな大きなお腹を抱えての事故です。
冬の朝8時。
3才の娘が通う幼稚園の送迎バスが来る、家の近くのその停留所へと向かおう
とう時でした。
我が家は2階。
少し足早にマンションの外階段へと向かいました。
娘の手をひいて、その11段ある階段を、
1段 、2段、、と降りたその時!
私が、足を踏みはずし、
勢いよく転落したのです。
お尻からでも、頭からでもなく、
踏みはずした瞬間、
私は両ひざを曲げて、
アヒル座りの状態になり、
最後までアヒル座りのままで、
ダンダンダンダンと落ちたのです。
とっさに娘の手を離したので
幸いに娘は、転落せずにすみました。
とっさに後傾!になった事で、
お腹を打たず、破水などもせずに
済んだのでしょう。
不幸中の幸いの、極みです。
その時、ちょうどそこを通りかかった
同じ幼稚園のお母様に娘を託しました。
※ 上から。

※ 下から見上げると。

そして、何より、、、
お腹の中で、9ヶ月に育った男の子は、
無事でした。
この場から、なんとか立ち上がり、
痛い 両足を引きずり家に戻り、
スカートの下の両脚を見て、
目を覆いました。
両脚のスネが、打撲で腫れ上がり、
すり傷、あざだらけでした。
でも、そういえば、
冷やすとか、
湿布とか、
傷の手当てとか、、しなかったなぁ。
私って、、何なんでしょう。
「痛い!」でも
心配は要らないと踏んだのでしょう。
敗因は?
*足元が見えにくく、ふんわり広がる
マタニティのスカートで、
不注意に、階段を降りた事。
*あとね、ほら、
だいたいステップの部分が、
すり減りしてますし (o・д・)
とりあえず、子供の手をひいて
階段を降りてはならぬと学びました。
ーー 転がり落ちたあの日の事故を、
今こうして回想しつつ、
自分の後ろ姿や 全体的な動きを
客観的に見てる私ですが、
あーイヤだね。
こんなデンジャラス母さんなんて!
と思います。
………さて、あれから20年。
幼稚園の年少さんだった娘は、23歳。
お腹にいた息子が、19歳。
月日が経つのは早いものですな。
こんなズッコケ母さんの元で
よく、大きく育ってくれました。
私もよくまぁ、無事に生きてきました。
ふっこう見えて、反射神経と運動神経は
なかなかのものなのです。
それ故か? 手足の動きを過信して、
早々と動くのかも知れません。
「私の後ろ姿に告ぐ!!」
「そこのお母さん!
頼む!
落ち着いて!」
って。
*でもそんな私は、日々、
赤ちゃんから5歳までの子ども達の、
安全第一を目標に、反射神経を駆使し、
時には、
転倒寸前の1才の子のアタマを、
大きな手のひらで、ダイビングキャッチ!
時には、
横たわり飛行機遊びを
している私のお腹の上をある子が、
飛び越えて!失敗!……
アタマから床に突っ込む2才の子の
顔面を、ダイビングキャッチ!
時には、
手に固い積み木をもって怒りあらわに敵へと、振り下ろす3才男児の腕を、
間一髪! 食い止めー!
毎日、ケガや事故を最大限に
食い止めています。
ドヤ(▼∀▼)



「へぇ~反射神経ねぇ~」

おわり( ´艸`)