はじめに | ダブルケア*36歳からの認知症介護〜1歳の息子と幼児2人の育児と共に〜

ダブルケア*36歳からの認知症介護〜1歳の息子と幼児2人の育児と共に〜

父が認知症と診断され、在宅(同居)介護から、2年が経ちました。
認知症と診断されるまで。
認知症の進行による問題行動と苦悩。
そしてこれから。
3人の乳幼児の育児と同時にやってきた、父の介護。日々の記録

昨日(17時間前)67歳の父が
「アルツハイマー型認知症」かもしれません
と言われました。

アルツハイマーは、早期発見であれば、薬を服用することで治療が可能な病気だと思っていました。

しかし、昨晩(9時間前)はじめて
アルツハイマーは現在(2015年8月)の医学では治療法が見つかっていない、進行性の病気だと知りました。

頑固で無趣味な父が定年退職してから3年6ヶ月。
まさか、こんなに早く父が、
自分の父が認知症になるなんて…

私と、私の家族の人生や生活はどうなってしまうのだろう。
いつか訪れる、介護への不安と恐怖。

そして、父がまだ父であるうちに、私は父のために何をしてあげられるのか。

赤子としてこの世に生を受け、たくさんの人に愛され、喜びや悲しみ、たくさんの経験をした父という、ひとつの人生。
これから先、その記憶が1つ、また1つと少しずつ失われ、私や孫のことがわからなくなり、徘徊や失禁したり介護が必要になり、攻撃性が高まり幻覚症状がでたり、人間としての健やかな人生を奪われるのだろう。
全てを忘れ、無の状態でこの世を去る。

アルツハイマー型認知症。
こんな、悲しくて、辛い病気だったんですね。
まだ、ぜんぜん実感湧きません。
ブログなんかはじめて、私は何をしたいというのでしょう。それすらわかりません。