”瓶にさす藤の花ぶさみじかければたたみの上にとどかざりけり” 正岡子規
子規、病に伏しているころの作と言われている。多分今頃の季節であろう。
この時季報道にアチコチの藤のニュースを目にする。昔、小輩の通った小学校の校庭の一隅に藤棚があって、時季になれば花を咲かせたことだろうが、咲いているところを見た記憶がない。
特に関心をもっていた訳ではないので、おそらく小輩の見落としだろうと思う。
数年前、散歩中すぐ近所に立派な藤の木があって、見事な花を咲かせていた。
家紋に藤の花を用いたものがあります。”藤”の字の付く苗字に使われていることが多いと言う。
藤原、や藤田のように”藤”の字が上にある家は”登藤” 佐藤、加藤のように下に”藤”の付く家は
”下り藤”と言われる。当家は下に藤であるので家紋は”下り藤”です。
元々家紋は武家の家に使われていたのが、明治になって市民平等の世になり、戸籍に姓を許されたときに、あるいはその後一般庶民にもそれぞれの由来に基づき家紋も使われるようになったのか、と推察します。
家紋のあるなしに問題があったことは無い。しいて言えば葬儀の際に「家紋は?」と問われたことくらいか。
両親を送ってすでに三十年家紋の藤を仏壇にみゆ 旅人









